静かな誓い | 『新・記録03』~そこに何かがある限り~

静かな誓い

 ここ数日ほどちょっと気になることがあって、来週火曜日の定期検診を待たずに病院へ。

 調べてもらった結果、特に異常は見当たらないということで安心したものだが、子宮の入り口あたりにポリープが一個見つかった。

 妊娠初期に一通り調べてもらったところ、ガンなどの兆候は見られないそうだったので、即座に絶望したりはしなかった。だが、これまでポリープなんてものができた経験のないわたくしは、ちょっと驚きはしたものだ。


 「これが原因とも思えないんですがねえ…」

 「取ったほうがいいんですか?」

 「いや、うちの病院はこういうのだいたい放っておくことが多いので、もし生理みたいな出血が起きたらまた受診してください」

 「……」

 「だいたいは、お産のときにいっしょに取れてしまいますよ」



 ポリープってそういうものなの……?



 ところで、胎動って、おへそのあたりで感じられるものだとばかり思っていたが、それはもっと大きくなってからのことで、まだ六カ月ぐらいだとかなり下の方でしか感じられないもののようですNE!

 いまのわたくしが胎動を感じられるのはどうやら、頭が上になっていて足が下の方にあるときだけのようで、そのため、子どもの体位によっては一日、二日、音信不通のこともあり、大丈夫かしらとか思っていたのだが、先生にその話を聞いてやっと安心したことだよ。

 おかんとか友だちに聞いても、だいたいかなり大きくなって中からのアクションにインパクトがでてきてからのことしか覚えていないようなので、こういう中途半端なときに相談してもあまり効果はない。

 わたくしは、妊娠を通していろんなことを学んでいる。


 だからわたくしは、生まれてくるのが女の子だったら(たぶん今日も聞けばどっちか教えてもらえたと思うが、信頼関係構築のため、火曜日に主治医の先生の口から聞こうと思っている)、必ず今日のことをおぼえていて、役に立ってやると誓ったものだよ。