高知は段々とソメイヨシノが満開に近づきつつありますコスモス

巣立ちの季節には、高知から県外、海外へと旅立つ方もいらっしゃるかと思います。



実は業務の一環で留学斡旋の仕事もしています(・∀・)。



留学自体は本来の旅行業務と性格が異なりますが、海外旅行という側面もあるんですね。

多くは高校生から20代の社会人の方が参加されます。



長期間ともなれば、渡航費用など含めば高額の負担が必要な場合もあり、商業面での売上は高くなりますが、対面販売上、未成年の方も多くカウンセリングなど個別の対応時間が従来の旅行客よりはるかに長い時間をかけなくてはいけませんので、コストのみで考えると正直大変な部分もあります。



しかし、なんといっても海外で勉強をしてみたいという意識をもっているわけですから、留学が成功すれば高知から世界を舞台に活躍できる人材を育てるきっかけアップになりますので、できるだけ応援したいと思っています

(`・ω・´)



この語学留学業界というのは非常にピンキリだと思います。

昨年はニュースでも話題になったゲートウェイ21のように利用者や利用予定者からの金を取るだけとって運転資金が回らず破綻した悪質なケースもありました。


5~6年くらい前にゲートウェイ21から販売提携のアプローチがあったのですが、交渉の段階で担当者のレスポンスが遅かったことなど疑問点が多くて契約しなかったのですが、今思えば正解だったですね。



留学は語学学校そのものの評価や現地のハンドリング、カリキュラムや滞在時のケアなど、分からないことがさまざまです。

旅行会社によっては留学のノウハウ知識を全く持たないまま、留学斡旋会社と提携し、単なる窓口として丸投げで販売している会社も多々あります。

それ自体は悪くないのですが、やはり留学先となる相手側をイメージしづらい分、対面販売の性格上、できるだけ旅行会社の人間も全般的な詳細を伝えられるノウハウを身につけるべきだと思います。



私も年に数人程度ですがカウンセリングをしながら英語圏の国を中心に留学へ送り出しています。



昔はアメリカへの留学が大人気でしたので、F-1Visa(学生ビザ)の代行手続きも私の得意分野の一つになっていました。

しかし、日本人留学生射殺事件のあたりから段々と数が減り、9.11テロ以降さらに手続きのweb化や厳格化も重なり、査証(ビザ)取得のハードルが高くなり、なおかつ時間もかかることから、最近はアメリカへの留学は控え気味になってきています。

今は渡航手続きが比較的容易なイギリスやオセアニア(オーストラリア・ニュージーランド)が主流になってきています。




私は10代~20代の頃にはどんどんと海外へ出て行ってもらいたいと思ってます。

日本と違う文化、習慣、価値観の違いを感受性の強い年代に経験してもらうことで、多様性を学ぶことができるからです。


そして一番のポイントは日本のことが客観的に見えてくることです。


語学留学に行くということは、現地では外国人であり、日本人として生活することになります。

そしてその環境では非英語圏の人たちも学びにくるわけなので、様々の国の学生と交流することとなります。


すると・・・

「日本ってどんな国?」

「日本の生活習慣は?」

「日本人の主な宗教は?」

「日本の文化についてききたいです」


といった質問を自然と受けるようになります。


この質問を答える為には、語学力よりも自分がいる「日本」という国はどんな国かを理解しているかどうかが重要です。


ある程度は的確に答えられなければ・・


「自分の住んでいる国のこともわからないのに、なぜここに来て英語の勉強しているの?自分の国のこと分からない人が他の国のことを理解できるはずがない」


という評価になりかねません。

そして、日本のことを勉強することで、海外での習慣や考え方の違いを鮮明に体験し、外から客観的に自分の住んでいる高知県・日本という国を見直すことができるのです。


ですので、私は学生さんが留学に行く前には必ず

「日本のこと、自分のことを少しでもしゃべられるように心がけてください」

とアドバイスをします。メモ



学生だろうが若かろうが、世界の中に身をおくことで、周りは「一人の人間」として接してきます。

個としての自分、そして日本人としての自分を確立することで自分を高めていくトレーニングになるのです。

高知でもこれからの多くの学生さんに是非一度は海外での生活を経験してもらいたいですね。



留学のススメのハナシ・その①でした(・∀・)




応援のワンクリックをお願いいたします。

高知発?なんちゃって添乗員の旅たび日記

人気ブログランキングへ


こちらのランキングも参加中です。クリックお願いします。

にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 高知情報へ