私は神奈川県に住んでいます。
黒岩さんの構想、ぜひ実現してほしいな。

それとおもしろいなと思ったのが、休耕田などで生薬の栽培。
東洋医学を言い出した知事なんて、はじめてかもしれない?

どうか、いままでの慣習につぶされませんように。

(mikae)


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【2011 統一地方選 かながわ】

黒岩氏「太陽光政策 早急に」
asahi.com 2011年04月12日

 新顔4人が争った知事選に当選した元フジテレビキャスターの黒岩祐治氏(56)が11日、県庁で記者会見した。172万票を獲得して大勝した黒岩氏は、太陽光発電の普及など掲げた政策を早急に手がけていくことを強調した。任期は23日から。

 黒岩氏は「改めて重みを痛切に感じた。この期待に何とかして応えたいという思いでいっぱい」と表情をひきしめた。

 会見では身ぶり手ぶりを交え、約1時間語った。「私には何の実績もありません」と話し、政策に掲げた太陽光発電の普及について「最優先課題として早急に取り組む」と語った。

 ただ、県議会の承認を得ないといけないため、任期開始直後に始めるとしていた無料の太陽光発電の普及開始時期を修正した。

 黒岩氏の構想では、ソーラーパネルを無料で普及させるため、協力する県民や企業のローン負担を肩代わりする「県ソーラーバンク」を設立する。県議会の承認を得るのは「6月以降になる」と見通しを述べ、今夏までに5万~15万戸にパネルをつける当初の目標達成の時期を後ろにずらすことを明らかにした。そのうえで「できる限りたくさんつける。太陽光で必死になっている姿を内外に見せつけたい。3万人の雇用にもつながる」と強調した。

 このほか、休耕田などを活用した生薬の国内栽培や川崎市にある「神奈川口」の特区構想を活用し、外国人にも開かれた医療に取り組むことなどを挙げた。

 一方、選挙の勝因については「脱原発」と訴えたことが「みんなの心に届いた」と分析した。

 会見後、黒岩氏は朝日新聞の単独取材にも応じた。
 民主、自民、公明3党の県組織が事実上相乗りした点について、「震災の危機は相乗りしないと乗り越えられない。それを県民総力戦と言ってきた。結果として相乗り批判は広がらなかった」と振り返った。

 大震災で注目される津波対策では「5分で5階以上の高さに登れる建物を」と選挙戦で繰り返してきた。

 黒岩氏は「たとえ街が流されても人は助かるよう、湘南の海岸線にビルや丘を作りたい。街の景観が美しくよみがえり、磁力がある再開発をしたい」と話した。

(小島泰生)

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太陽光パネル設置に着手 黒岩氏「票の重みに応えたい」

 172万8862票を獲得して知事に初当選した黒岩祐治氏(56)は11日、読売新聞のインタビューと県庁での記者会見に応じ、「票の重みを痛切に感じた。はしゃいで喜ぶというよりも、期待に何としても応えたいという思いでいっぱいだ」と語った。

 黒岩氏は最優先課題としている太陽光発電の普及拡大について、「訴えた以上、後に引くことはできない。スピード感を持って取り組む」と述べた。ただ、選挙戦では当初、今年夏までに5万~15万戸にソーラーパネルを設置するとしていたが、「議会の日程などを考えると、5万~15万戸設置するには時間がなさすぎる。就任してすぐにできることをしたい」と修正した。具体的にはソーラーパネル購入費用の補助金制度拡大や、県施設へのソーラーパネル設置に取り組むという。

 黒岩氏は、外国人の患者や医師、看護師を受け入れ、海外では認められている未承認薬を使えるようにする特区を設置すると公約に掲げており、「日本の医療制度を変える起爆剤にしたい」と話す。また、「西洋医学の限界を補うものとして注目されているのが東洋医学。漢方薬で病気を防ぐとともに、大部分を輸入に頼っている生薬を県内の休耕田で栽培することで、農業再生にもつなげたい」と語った。

 黒岩氏の任期は23日からで、初登庁は25日の予定。
(2011年4月12日 読売新聞)