「和居和居デッキ強制撤去…だけど何度だって作れるもんね♪」
 http://ameblo.jp/jikyuujisoku/entry-10166675374.html
 からのつづき

 2008年12月1日、虔十(ケンジュウ)の会 の坂田さんに、高尾山をガイドしていただきながら高尾山を歩きました。
 コースは、琵琶滝コース→山頂→4号路→日影沢→ツリーハウス。
 ほんとにゆっくりと、坂田さんのガイドと高尾山で生きている植物、動物、自然に心を傾けながら、歩きました。

 今の季節は、落ち葉と紅葉が美しいです。山頂ではもみじが真っ赤になっていて、登山客がたくさんいました。ほとんどの方がケーブルで登るようで、ケーブルは長蛇の列でした。

 私たちは6号路と呼ばれる登山コースを歩きました。普通に歩いても90分で山頂に行けます。それをなんと4時間かけて登りました。

 落ち葉の色のグラデーションが美しかったです。
 この写真はいろはもみじの落ち葉です。いろはもみじは、赤に紅葉するか、黄色に紅葉するか、その時々によって違うそうです。毎年、グラデーションが変わるそうです。
 今年は、赤が多いようです。
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 高尾山は一億年近く前は海の底だったそうです。そのころにできた地層が小仏層と呼ばれているそうです。高尾の特徴はその層が、垂直に起き上がっていることです。山に対して垂直に層ができているので、水の通りがいいそうです。
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 高尾のトンネルは、実は海底トンネルを掘る掘り方で掘られているそうです。それだけ水が多いのです。それだけ、お金もかかり危険も多いのです。

 琵琶滝の手前あたりに、韓国人の方のお墓があるのですが、その付近の場所の足もと、20m下にトンネルが掘られています。直径12mのトンネルを2つ掘っているそうです。
 工事をしている方は、水の多さを間近で見ていて、本当に危ないとおっしゃっているそうです。
 引っ込みがつかない国交省と、面子がまるつぶれになる官僚のために、人の命が危ぶまれている現状です。
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 琵琶滝という一般の方でも滝修行ができる滝があります。トンネルが掘られたらこの滝が枯れる可能性が高いそうです。
 実際に大阪の箕面で、トンネルが掘られたために滝が枯れて、現在はポンプを使って湧き水を滝上流の川に戻しているそうです。年間3000万円も費用がかかるそうです。
報道動画(約5分)
つづき
報道動画(約4分半)
 今、国交省は琵琶滝の上で水道工事をしているそうです。水が枯れることを見越してのことですが、公には発表されていません。
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 この写真の植物はリュウノヒゲと言います。根っこのところに青い実をつけます。1~2月にはもっときれいな青い実になるそうです。
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 山の中の風景はほんとにすばらしいです。ところどころで立ち止まって、鳥笛
を吹いて鳥を呼んだり、木に抱きついたりしました。
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 いろはもみじの葉っぱがかわいいです。
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 沢では、坂田さんが「沢を背にして、手のひらが後ろに向くように、耳に手をあててみて」とおっしゃいました。その通りにすると、水の音が大きくなりました。自然に目を閉じます。水の音に集中したくなるのです。
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 竹の筒を水の中に入れて音を聞いてみました。
 とってもおもしろい音がするのです!
 大きな音で、水が話しかけているようでした。
 自然の中での遊び方はいっぱいあります。
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 沢の水を沸かしてコーヒーをいただきました。
 堀口珈琲(
http://www.kohikobo.co.jp/ )というところのコーヒーで、とっても美味しかったです。
 コーヒー農園さんと長期的なパートナーシップを組んで販売しているお店だそうです。 
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 沢の歩道の途中に土になりかけている木がありました。木に触ってみると土のようにさらさらでした。
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 このように土に近くなると、種がつき根をはって、芽が出ます。苔やシダが生え、いつでも水を多く含むようになるので、木の子どもが芽を出します。そして大きな木になっていきます。
 日本の国土は70%が森林です。国土における森林率は世界第2位だそうです。言いかえれば、それだけ森が多く、自然が復活しやすいのです。

 坂田さんは、「今、いるところ(日本)が、すっごくいいところなんだよ! そのすごさを多くの人はわかっていないんじゃないかな。
 もっと宝物をほめて、大切にしようよ!」とおっしゃっていました。

 階段では、疲れない階段の登り方を教わりました。吉祥寺でストラクチュアルインテグレーションを施術されている、三谷五一さん(
http://rolf.jp/index.html )が教えてくださったそうです。
 一段足をかけて、骨盤を開いて登り、その反動で残りの足を一段上に踏み出す。
 という感じでしょうか。まだ体得できていないので、説明しづらいのですが、やってみると息があがらなくなりました。
 駅のホームの階段などでもできるそうです。
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 山頂近くで、参加した方がビオラを弾いてくださいました。鳥が寄ってきていっしょにさえずっていました。音が山の中に溶け込んでいきます。
 美しいひとときでした。

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 山頂では、もみじが空を赤く照らしていました。
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 このあと、4号路を通って日影キャンプ場の方向に向かい、ツリーハウスへ行きました。このツリーハウスは私有地にあるため、虔十(ケンジュウ)の会の方がいらっしゃらないと入ることができません。
 着いたときにはもう日が暮れていたので、写真が撮れませんでした。
 こんな感じです。
 http://kenju.tamaliver.jp/c2423.html
 また、明るい時に行きたいです。

 ツリーハウスでは、野菜鍋をいただきながらお話ししました。
 この日は、沖縄の泡瀬干潟と浅海の埋め立て中止を求める活動をされている、KEN子さんが沖縄からいらっしゃっていて、いろいろとお話をお伺いしました。
 沖縄の大きな問題は今、特にこの3つがあるそうです。
 ・泡瀬干潟の埋め立ての問題
 ・やんばるの森の高江に米軍のヘリパッドを作る問題
 ・ジュゴンが住む海、辺野古に米軍新基地を建設する問題
 これらについては、もう少しくわしく調べてまた書きたいと思います。

 沖縄の問題を聞いて、知らなかったことに驚き、心を乱しながら帰って来ました。

 山口県の祝島に原発が作られる問題をはじめ、いたるところにいろんな問題があります。
 すべて把握しきれないし、すべてにおいて活動することはできませんが、「知ること、そして伝えること」は、できる限り続けたいと思いました。
 
 沖縄で座り込んでいるKEN子さんや、高尾で座り込んでいた坂田さんのお話を間近で聞けることは、とてもラッキーです。そのお話をお知らせしていきたいと思っています。
 沖縄も高尾山も大好きな場所です。
 人間が傷つけるのであれば、同じ人間である私たちが守るべきなんだと思います。
 同じ種族が犯すあやまちは、私たちがなんとかしなければいけないと思います。

 高尾山のことについても、代執行後のアクションもいろいろとお伝えしていきたいと思っています。


 「バカでもできるもん!!環境作戦会議」
 http://ameblo.jp/jikyuujisoku/entry-10209396397.html
 へつづく


(Mik)