女性専用車両の問題点 4 痴漢被害、痴漢冤罪被害ともに減るような社会に | 出会うというスタンス(旧:あるモテ本作家のショート日記)

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「確実に彼女をゲットできる!? 出会いの秘策」(総合法令出版)の著者、軸屋周一のブログです

女性専用車両の表記や運用にたいしての記事をアップしますと・・・



・「女性専用車両を利用して、痴漢被害から救われている女性もいる」

・「避難所・逃げ場機能として、そういう空間は必要」


 

という意見を、とくに女性からいただくのですが、痴漢被害は決して許されぬ卑劣な行為ですし、そういった被害がどうすれば逓減していくか、抑止されるかといった議論、施策を講じていくことは必要だと思います。


 

ただ、施策がどう機能しているか、その有用性については検証していくべきでしょうし、冤罪被害の対策についても何らかの施策は講じていくべきではないでしょうか?


 

女性と電車内(の出来事)に関する話をしますとほとんどの女性は…



「痴漢被害に遭ったことがある」



と言います。そう聞くと、被害は深刻なものだと認識させられますが、男性同士で同様に電車内(の出来事)に関する話をすると、



「痴漢に間違われないように、気を遣う」



という話はよく聞きますが、痴漢そのものを目撃したことがある、痴漢を捕まえたことがあるという経験談を聞くことはほとんどありません。このギャップ、温度差は、一体、どうして生じるのだろう・・・と考えますと、


 

前の記事にアップした警視庁生活安全課の方の「荷物の一部が当たっているのを痴漢と誤解しても・・・」という言葉が思い浮かびます。痴漢そのものの定義や認定基準が、そもそも曖昧さや個人差といった可変的な要素を含んでいます。


 

ですから、身動きが取れなくて身体の一部が偶発的に接触しているのを、「接触し続けた」と捉える女性もいれば、接触から回避しようとしたり体勢を変えようとしたことを逆に、「接触してきた」と解釈する女性もいるのではないかと思います。



荷物を持ってる手の甲が触れたという状況についても、その解釈に個人差が出てくるでしょう。



いずれにしても、社会全体として、痴漢被害も痴漢冤罪被害も減らすべく議論・検証し、工夫しながら施策を講じていくべきだと考えます。



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