先月の末、2週間ほど実家に滞在していました。

なんでそんなに長くいたかって、端的に言えば「育児に疲れたから」です。わはは。



だってだって、『クインテット』のDVDを1日に何度も観ると言うし

言う割にはすぐに飽きてそこらへんウロチョロするし

だからってTVを消すとこの世の終わりのように泣くし

観るときは観るときで、そばにいて一緒に歌い踊らないと叱られるし

パソコンやiPadを一瞬でも見つけたら、起動してYouTubeを見せろと言うし

オムツ換えも着替えもお風呂もとりあえず泣いてからじゃないとやらないし

すぐ眠くなるのに抱っこじゃないと絶対寝ないし

台所に立てば1分もしないうちに呼び戻されるし

ご飯はブーンと空を飛ばせないと食べないし

寒空のなか、もう帰ろうって50回くらい言っても帰らないし

もう行っちゃうよって歩き出しても、着いてくるどころか反対方向に歩き始めてこちらを伺うし

外出先で思うようにいかないと1歳半にして地団駄ふんで泣いて転がるし



と、書いてみるとなかなか楽しそうな生活で、実際楽しいことは楽しいのですが

気づけば毎日ご飯のしたくに追われるばかりで、部屋の片付けもできず

脳内は『クインテット』の音楽とセリフだけに毒されて

世の中の動きについていけない・・・という状態が数ヶ月も続いていたので

ついにプッチーンときてしまいました。



もともと、私は、どうも1月、2月あたりの時期は毎年ウツっぽくなるらしい。

なんか人に会いたくない、外に出たくない、何もしたくない

でも誰かと会って何かしら話したい、というジレンマがあって

それでも独り身のときならエイヤッと出かけてしまえば

映画でも美術展でも公園でも何かしらの刺激があって、

ちょっと元気になってまた明日という寸法だったのですが

そうそう気軽に出かけられない身となったためにジレンマが溜まりまくり

とうとう穴に落っこちたのかもしれない。



歳をとってから子どもを産んだほうが

若いときよりもゆったりのんびりした子育てになる、なんて聞きますが

こればっかりは性格でしょうかね。

教育とか、発達状況とかについては

なるよーになるんじゃないのー?的な考えしかなくて

人さまのブログなんぞを見ていると、こんなんでスミマセン私という感じなのですが。



ま、そんなわけで実家に助けてもらいました。

こんなふうに言うと、我慢に我慢を重ねていたみたいだけど

これまでにも母親には週イチくらいで来てもらってたのですよね。

実家には足を向けて寝られませぬ、ホントに。



日々、実験なり。


母親のポーチに入ってる化粧品の空ボトル(旅行用)を

ひとつひとつ取り出してフタを開け、ポーチに戻したあと顔につけてるつもりでパンパンと。

30回くらい飽きずにやってた。

しかし、自分がお風呂上がりにクリームつけられるのは苦手。コンニャロ。



2週間もいると、さすがに両親も疲れていたみたいで申し訳ない・・・。

それなのに、帰ってきてからもやっぱりドヨーン状態から抜け出せず

まいったなあという気持ちでしたが、それでもだんだん上向いてきました。



世帯主によると、私は型にはめていろいろ考えすぎなんだそうな。

彼にそう言われちゃうと数々の反論も思いつくんだけど

ま、確かにそうかもしれないなあと、ここはひとつ素直に従ってみる。



そんなわけで、今年のテーマは「リラックス、リラックス」なのです。

もう1ヶ月以上過ぎましたが、2011年もよろしくお願いします。