ママじゃなくて親 | 共同合宿所

ママじゃなくて親

「ターゲットは、ママじゃなくて、『親』にしたいんだ?」


とある製品の販促資料を制作していて、原稿をチェックしていた上司に言われた。


つまり、その製品は幼児向け製品なので、マーケティング的に販売ターゲットは”若い母親”であり、私自身それに異論はない。しかし、エンドユーザーにも十分届く可能性のある印刷物で文字に残るものとしては、「小さな子供のいる比較的若い親」と私はドラフトした。


「いや、今、母親という言い限定した言い方はあまりしないですよ。ビジョンやコンビのホームページに行ったら、まずトップには、”ママとパパのためのサイト”と書いて・・・」

と私が言いかけたら、

「そうだよね、このX社(キャラクター大手)のプレゼン資料もそうだね。ベビーキャラクターのターゲットは、「出産をひかえるママ、パパ」って書いてあるね・・。」

と、上司はすぐ納得してしまった。


子供のことを母親だけに押し付けるんじゃないよ、という反感を持つ人は少なからずいる。最近の企業はそのような配慮をするのが当然のようだ。

しかも、男性顧客を開拓していくことは悪いことではないのだから。