嫡出でない子の割合 国際比較 | 共同合宿所

嫡出でない子の割合 国際比較

data非嫡出子各国比較
昨日のブログは、少々来訪者からの反応があったので、ついでに嫡出でない子、すなわち婚外子の割合を主要先進国での国際比較を調べてみた(内閣府ホームページより)。

 

 

 

 

すると・・・日本は2003年の1.9%に対し、他国は桁が違う。軒並み30-50%のあたりである。トップは、アイスランドで63.6%。ついでスェーデン56%
この違いって、性道徳の違い?婚姻外セックスはしない?そんなことはないだろう。日本では独特の婚姻道徳があったり、婚外子差別などがあり、事実婚が法律婚と同等の保護が受け入れられない、シングルマザーの経済的自立の困難などが、他国との背景の差なのだと思う。それにしても、この数値の差はあまりにも大きい。

ちなみにこれらの国の合計出生比率(15ー49才までの女子の年齢別出生率を合計したもの。一生の間に生むとした時の平均の子供数に相当)調べてみた。
アメリカ2.01、アイスランド1.93とこの二つが突出。ちなみにイタリアは1.26、スペイン1.27と南ヨーロッパは低い。(日本は1.32)。
この二つに相関関係があるのかと、試しに折れ線グラフを上記グラフに重ねてみたところ、「婚外子出生率の高いところは、出生率が高い」という、ある程度の傾向が出たが、複雑な要素もからみ一概には言えないので、とりあえずここでの公表は控えます。

婚外子出生率が高いからといって、性的に乱れているというわけでもなく、このような国々は、法的に保護された事実婚中において出産をするようである。ちなみに、一番離婚率が高い国は、ロシアなのであった。ついでアメリカなのである。(北欧が一番高いと思っていたら、そんなことはなかった。十分な社会保障があるからといって離婚しまくるわけでもないのか・・・)