ちょうど、一周忌の頃


あなたに手紙を書きました。


あれから


3年の月日が流れようとしています。



あなたを見送ったあの日


小3だったあなたの息子は


この春、中学生になりました。


毎日、学制服を着て学校に行き


ソフトテニス部で夜遅くまで


練習に励んでいるそうです。


食べれなかった野菜も少しずつ食べれるようになり


いつの間にか


私より背も高くなったようです。




この4年の間


一緒に暮らしていた


父母は、この春


自分たちが、何十年と暮らしていた自宅の方に戻りました。




あなたの突然の死に


数枚の着替えだけを持参し


始めた同居は


私の母にとって


とてもシンドイものだったようです。



慣れない土地での慣れない生活の中


もともと、おせっかい焼きの母は


孫かわいさに


あれこれ世話をやき


兄に叱られたと


最初の頃は、よく愚痴を聞かされました。



そのうちに慣れるだろうと


勝手に思っていたけど


慣れる前に


母は、体調をくずし


「突発性難聴」と言う厄介な病気になってしまいました。



携帯電話を持ってからは


二日に1回は


かかってきていた電話も


聞き取り難いといって母からはかからなくなり


今では、私が父に電話して


母に伝えてもらうようになりました。



補聴器さえ付ければ


すぐにでも聞こえるようになると思っていたのに


思うように聞こえない状態は


本人の気力さえ奪っている感じです。



そんな母の様子に心配した


近くに住む私のいとこが


心療内科に予約をしてくれて


来週から通い始めるそうです。





あれから、4年


あなたさえ生きていてくれたら


そんな風に考えてしまう今日この頃です。