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日本産業館に隣接している高級料亭「紫 MURASAKI」の入り口です。
キッコーマンが出展しています。

メニューはなんと3000元(4万円くらい)のコースメニューのみ。しかも飲み物代は別。
「高いよ!」と普通なら思うかもしれませんが、これが中国人富裕層にビンゴだったようで、連日多くの中国人客でにぎわっているそうです。お店の方が、しばらく予約がいっぱい状態と話していました。お客さんは9割以上が中国人客だそうです。

別に裏を取ったわけではないのですが、上海在住の友人(日本人)に会った時に「紫」の話をしたところ、彼も接待のために紫を予約しようとしたら、2週間前なのに予約が取れなかったそうです。


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店内の様子。本当に京都料亭にいるような雰囲気です。
仲居さんはみんな中国人です。皆さん、しぐさが本当に料亭の仲居さんのようです。襖を開け閉めするときは、正座して行っていました。リーダー格の中国人仲居さんは日本の料亭でしっかり研修を受けたそうです。


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客間にあるオブジェ。日本を感じます。


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湯のみやおしぼりも凝っています。


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窓からは池が見えます。
左側に食事している1組が見えます。いわゆる中国人富裕層なのでしょう。


この、キッコーマンによる料亭「紫」は、上海万博内で本格的な日本の料亭を再現しています。京都の老舗料亭「菊乃井」「たん熊北店」「魚三楼」の協力を得て、料理人などを派遣してもらっているそうです。

キッコーマンの関係者にお話を伺う機会があったのですが、3000元ばかりが話題になっていますけど、もともと3000元ありきだったわけではなく、納得いくレベルの食材を集めて納得いくサービスを提供しようとするとこの値段になる、とのことでした。


余談ですが、醤油は日本人にとって最も大事なものの1つだと思います。
海外に行くまで、私も実感は無かったのですが、中国に住んで中国の醤油を使ったときに気が付きました。日系スーパーで高いお金を出して、お刺身を買ったんですが、中国の醤油だと刺身に合わないんです。それ以来、高額だけども日本の醤油を買っていました。