子宮筋腫と整体 ・・・筋腫体質改善の方法とは!
その一「子宮筋腫の原因と症状」(全4章)
子宮筋腫については多くの方がご存じと思いますので、ここでは概略を記します。
子宮筋腫とは子宮の平滑筋由来の良性腫瘍で、女性ホルモンであるエストロゲンの過剰状態が子宮平滑筋を継続刺激し、良性腫瘍化すると考えられています。
一般的に閉経により進行停止または退縮していくので、もし閉経後も腫大していく場合は悪性腫瘍化していると考えて精査が必要です。
臨床所見は30-40代に好発するようですが、筋腫そのものは全成人女性の半数程度に存在すると言われています。
主な症状は「過多月経、不正出血、凝血塊、貧血、帯下、下腹部の腫瘤感や膨満感、月経困難症、変形-腫大による位置の変位や隣接臓器への圧迫-刺激所見、隣接臓器との癒着による所見または骨盤変位、不妊」などです。
子宮筋腫は腫瘍が生じる部位により以下の特徴があります。
・内膜下筋腫・・・その二にて詳述
子宮の内側に生じるタイプです。
内部ですから「出血症状」が前面に出て過多月経や貧血所見がきつくなります。
子宮内膜が「子宮内膜炎」になりやすく、壊死やポリープも出来やすい状態です。大きな塊が頸管外に出てしまうと「筋腫分娩」と言います。
・筋層外筋腫・・・その三にて詳述
子宮の外部に出来るタイプです。
婦人科的な症状より、子宮周辺の別の臓器を圧迫・刺激した時の症状が前面に出やすいタイプです。
ですから生じる部位によって刺激される臓器が変わるので、その圧迫-刺激症状が変化します(例:下痢・便秘・頻尿・腰仙痛・大腿のしびれ、浮腫、静脈瘤etc)。
・筋層内筋腫・・・その四にて詳述
子宮の筋肉内に生じるタイプです。
筋肉内の腫瘍ですから子宮の形が内側にも外側にも変形して、上記「内膜下筋腫」と「筋層外筋腫」を二つ合わせた症状が出やすくなります。まるで「生姜」の様な異形になるので症状が一番強く出やすい、と言われています。
大きく成長すると、恥骨の上縁で子宮底を触診することが出来ます。
又、実際には上記3タイプが重複しているケースもあります。
閉経後次第に消失していくので、病院での治療はとりあえず経過観察するのが一般的ですが、何らかの症状が出れば手術や内分泌療法などの治療対象になります。。。
。。。さて、女性の半数以上が罹患すると言われている「子宮筋腫」・・・
この子宮筋腫と私たちJHSC系列の整体師がどの様に向き合っていくのか、、、
先述しましたが、一般的には筋腫があってもそれ程症状が強くなければ治療の対象にはなりません。
ですからこれからの治療編・・・その二、その三、その四は、症状が強い方、是非お読みくださいね。
それでは次回
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