情報リテラシー論 第五回 | 情報リテラシー論

情報リテラシー論

長岡造形大の情報リテラシー論の講義に関して

情報リテラシー論講義第五回目は、「キュレーションの必要性」についてです。

まずキュレーションとは、「情報を取捨選択してまとめること」という意味です。
私も今回の授業でこの言葉自体を初めて知りましたが、意外に身近なものであり、服のセレクトショップや美術館などもキュレーションメディアの一つであるそうです。


SNSの世界でいうとFacebookがキュレーションをしています。
Facebookは前のレポートで述べたように、様々なSNS系企業の新しくやり始めた機能等を取り入れて成長しているのですが、その中のTwitterのつぶやき機能を模したものにキュレーションがされています。私はFacebookをしていないのでこれも初めて知りましたが、自分のタイムラインに流れてくる友達の投稿に”いいね”をしていかないと段々自分のその画面からその人の投稿が消えていくんだそうです。この仕組みを「エッジランク」と言います。反対によく”いいね”ボタンを押している人に対しては優先的にその人の投稿が表示されます。これはFacebook側の考えが「好きの反対は無関心」というものだから、こういったシステムをとっているようです。



ところで実は世界で最初のキュレーションシステムは、Yahoo!のカテゴリ検索だそうです。今はほとんどの人がキーワード検索で使われていませんが…
しかしYahoo!のトップニュースのトピックスも、人の手で情報を取捨選択していかに見た人の気をひくかが考えられたキュレーションされたものです。

反対にGoogleニュースは、ニュースサイトからロボットが自動的に抽出して掲載しているんだそうです。このニュース記事ですが、Yahoo!は幾つかの新聞社と提携しているので記事をそのままYahoo!ニュースで読めますが、Googleは提携していないのでそのロボットが拾ってきたニュースサイトのリンクを貼っています。(新聞社から苦情もあるそう…)
私がGoogleの方のニュースはあまり見ないからかもしれませんが、その違いに今回の授業で言われて気づきました。
どちらも共通しているのはニュースをキュレーションしているということです。


ニュースサイトの2強であるgunosyとsmartnewsや、Togetter、NAVERまとめなど、最近支持されているサイトのほとんどがキュレーションされているサイトばかりです。
これはキュレーションされていることにより、目的のものの中でもより良い物が簡単に見つけることができるからです。



私は簡単に目的の物を探せるのも勿論便利でいいと思いますが、例えば図書館のように自分の探している本ではない種類の本もたくさん置いてあるような中から探す方が偶然別の興味のあるものにも出会えるということもあるので、あまり線引きをハッキリさせすぎず適度に分けられているのがいいなと思いました。