こじろうがお空にお引っ越しして、1ヶ月経ちました。
私が仕事を終えて急いで帰って来るのを待っていたかのように、帰宅して30分ぐらいして、私に抱かれ、わたしを見つめたまま、静かに亡くなりました。
ちょうど13時でした。
今日も仕事でしたが、あの日のように、急いで帰ってきました。お花とお供え物を買って。
13時に合わすように、お経を読みはじめて、読み終えた後、お骨を抱きしめました。
毎朝、毎夕の読経後もお骨を抱きしめ、擦りますが、小さな丸い骨壺のカーブが、ちょうど、こじろうの背中をさすっているような感覚になり、
と言っても亡くなる頃は骨と皮ですから、ふっくらしていた頃のこじろうを思い出しながら、言葉をかけます。
『こっちゃん美味しいものたくさん食べてる?』
『みんなと仲良く遊んで、自由に駆けているのかなぁ~?』
お経を読むごとに、少しずつ、ふっくらしていくこじろうをイメージします。
こじろうが亡くなり、『もう』って風には思わなくて、『まだ』1ヶ月なんだねぇ。って思います。
たくさん準備する時間があったからでしょうか?
亡くなる瞬間は安らかでも、そこに至るまでの辛さを感じとるからでしょうか。。?
少しずつ痩せ細り、怖いくらいに骨が浮き出て、曲がった背中は『く』の字どころか、『つ』の字となり、最後に動けなくなった数日間は、まるでアンモナイトのようだと思いました。
本当に痛々しかったです。
それでも、必死にこじろうは生き抜いてくれた事を思うとき、セーブされている哀しみと痛みが溢れてきて、静かに涙が流れてきます。
会いたいとか寂しいとか、そんな感情よりも、どんな思いで耐えてくれたのだろうと、その姿を思い出すたびに、
『こっちゃんありがとう』という言葉しか浮かびません。
ブログを読み返したとき、『もうダメかもしれない。』って思った日に、また奇跡のように復活してくれて、それから1ヶ月半くらいも頑張ってくれました。
『もし、あの日に亡くなっていたら、こじろうは、もう少し楽だったはず』と主人に言われ(責める意味で言ったのではないですが)、『私のために、必死に生きてくれたのだ』と言われ、
本当に私もそう思っています。
あの頃はまだ、こじろうはどろどろご飯だけど、少ないけど自力で食べていました。
お水も飲みたい時に飲みに行けたし、よろよろでも、ちゃんと歩けていたんです。
あの日、本当に今夜が最後かも。。と思った日に、こじろうが逝けたなら、お腹をすかせて、体も動かせなくなるまで、長く辛い思いをしなくても良かった、と思うと、本当に辛くて泣けてきます。
だけど、きっと、そのタイミングだったら、私は今とは違う気持ちで、悲しみで毎日を泣き明かしていたのだろうと思います。
こじろうは、それを感じて、自分の身を削って、私が、『もういいよ。楽になっていいよ。もう旅立ってもいいよ。』って、思える日まで待ってくれたのだと思います。
思い起こせば、突然のようにサブが亡くなった時からの長い長いペットロス。
苦しくて悲しくてどうしようもない気持ちで、
こじろうがすぐ横にいるのに、私の心は長い間、こじろうを見ながらも、亡くなったサブを見ていたように思います。サブがいなくなった悲しみをこじろうで埋めていたのだと思います。
私のそのような姿をこじろうは黙って受けとめて、黙って私を見守ってくれていたのです。
私がこじろうに対して後悔があるとしたら、
その事だけが、本当に、一番申し訳なくて、
本当は、自分だけを、こじろうだけを見つめてくれる日を待っていたのではないか。。
そう思います。
こじろうは、本当に私っこ、でした。
私だけを見つめているかのように、振る舞う仔でした。
いつも主人が拗ねるくらいに、私が大好きな仔でした。
こじろうが亡くなり、私の目の前からは、姿が消えました。もう目で見えることはありません。
いないなぁ、こっちゃんは。。と思いながら、
でも『いない』とか『亡くなった』とかは、普段は思わないんです。変なんです。
だから、毎日の生活の中でメソメソ泣くことは、あまりありません。
だけど、寝る時に、2階のこじろうと私の寝室に入った時だけ、
最後まで着ていた服と、体にかけていたタオルを抱きしめ、匂いをかぎ、
『こっちゃん今日もありがとう』
『こっちゃんおやすみ。また明日ね』
そう声をかける時だけ、こっちゃんがいない事を感じます。
そして思うのです。
早く早く会いに行きたい。
会って、また抱きしめて、『もう離れないよ』って言ってあげたい。
その日が待ち遠しくて、
また、その日まで、恥じる事がないよう、
一生懸命に生きようと思うのです。
いろいろ考えましたが、もうワンちゃんはみんなお空にお引っ越ししてしまい、
可愛いにゃんこはいるのですが。。
少しこの場所から遠ざかってみようかな、と思います。
いつも温かい声をかけてくださった皆様。
仲良くしてくださった皆様。
本当にありがとうございました。
大好きな方もいますし、気になる仔たちばかりなので、たまには顔を出すかもしれませんが、
どうか皆様ご自身も、
可愛い仔、ワンニャンたちも、
末長く、楽しく元気に過ごされることを祈っています。
いつかまたねーU^ェ^U
最後までお読みくださり
本当にありがとうございました