東日本大震災の影響を受け、多くの雑誌が発売中止や延期をするなか、マガジンハウスは3年半ぶりの新雑誌「Lips(リップス)」を“創刊”した。まさに日本出版史上、最も逆風下での創刊だ。ところが、同誌の森部嘉一編集長によると、意外にも(?)売れ行きは上々だという。

 「震災の影響がまだあるにもかかわらず、読者からの反響はいいですね。20万部刷って、発売4日目にはすでに30%以上売れました。震災の影響で、雑誌全体の売れ行きが15%ほど下がっているなか、健闘しているほうだと思います」

 同誌のコンセプトは、リアルな大人カジュアル・ファッション誌。ターゲット層は20代後半から30代前半のアラサー女性だ。森部氏は「今、アラサー女性向けの雑誌が一番元気なので、その世代に対して弊社らしいアプローチの仕方は何かを考えて創りました」という。震災で消費は冷え込んでいるが、元気な層に向けた商品はやはり売れるというわけだ。
(ザクザク)

アラサーOL をはじめとしたアラサー女性を対象とした雑誌です。

新雑誌として登場したのは、マガジンハウス「Lips」。

最近は震災の影響で雑誌の売れ行きも不調のようです。
実はアラサー向け雑誌は人気が高いんだとか。