ホロスコープが読めない、イマイチしっくりこない
と言っている人の多くは
サインを重視しすぎな傾向があります。
そしてついでに言うと、ホロスコープを習っても
なぜサインを重視しなくて良いのか
その理屈が分かってない人が多いです。
サインはあくまでも背景や心理状態のこと、
とよく言われていると思いますが
みんなが大好きな松村潔大先生をもってしても
そこのところをすっ飛ばして
一生懸命サインについて語ろうとするんですよね。
松村氏を崇め奉ってるのに
そこになると急に松村御大の言うことは無視するみたいな…
確かに性格の部分としても見るべき場所ですが、
サイン8割ぐらいの人って結構多いんですよね。
一番分かりやすいのは
某女性フリーアナウンサーの方が亡くなった原因が
そのサインだから、というやつ。
あんなの、普通に失礼だし、サインにばっかり気を取られてるし
ホロスコープ読めるのにその程度?
と疑いたくなります。
人を見かけで判断するな、とよく言われますが
ホロスコープの世界でいうなら
人をサインで判断するな、というところでしょうか。
太陽のサインよりもアスペクトの方が大事だし
もちろんパッと聞いて「あぁなるほどね」
と思う部分はあるのは事実ですが
じゃあ手越の蠍座わい!(急に手越←
4つの要素で出来ているのに
8割を1つの要素に任せるのはちょっと偏りすぎです。
だけどこれは、いわゆる「星占い」が原因だろうとも思います。
普及させるための手段と、その専門家が扱う手段が同じであってはいけません。
普及させるにはキャッチーなものが必要。
だけど、専門家になろうというのなら
そのキャッチーさにいつまでも引っ張られていては
その辺の趣味程度の人と何ら変わりありません。
ハウスはこの世のこと。
サインは傾向。
アスペクトは天体同士のつながり。
天体が、その人の動き方や考え方を決めます。
一番大事なのは天体がどうあるか?ということです。
それはどこで動くのか(ハウス)。
他の天体との関係はどうなっているのか(アスペクト)。
その後、どうしてそうなるのかというところで
サインを読みます。
区分で決めつけるのもダメです。
スパッと決められる柔軟宮もいれば
迷いに迷うタイプの活動宮もいます。
ワンパターンに押し込もうとするから読めない。
サインの事は一度度外視してみると、
新しい発見があると思います。