てんびんってすごい | ジュエリークラフトシバ 店長日記

ジュエリークラフトシバ 店長日記

ジュエリー製造・加工・卸・販売・買取り、銀粘土教室まで、守備範囲の広い飾り職人が孤軍奮闘日記をほろ酔いで書いてます。
ジュエリークラフトCIVA (シバ) 0565-57-2450
http://www.jewelry-civa.com/

工具やさんがモデルチェンジで在庫処分の電子天秤安くあるからって聞いたので

清水の舞台から飛び降りて購入

0.001gまで計れます
 

ちなみに今まで使ってたのが0.01ctまで計れるタニタの計り
 
 コンマ一桁ってめちゃめちゃ小さいんだけど、ジュエリーの世界では大きな違いです

で・・・・20年位前はこんな計りを使ってました
 
 見るからに天秤、まさにてんびんです。

でもね、あなどるなかれこれがかなり正確に計れます。

分銅が0.01ctまでなので、上の電子天秤と同じく0.01ctまでしか計れませんが 

天秤の微妙な傾きで、0.01ctより多いのか少ないかはわかります。

電子天秤だと0.019も0.009でも誤差で0.1ctになっちゃうからね。

計る手間はかかるし、0.001gまで計れる最新機器には勝てませんが

古典的なてんびんはかなり優秀です 



ふと・・・電子計量器とか、電子ばかりじゃなくて

てんびんじゃないのに、なんで電子天秤なんだろう?

てんびんじゃねーじゃん!と思っていろいろ調べてみました

重さを計る計量器の進化は

天秤からバネばかり、電子ばかり、最新式のは音叉で計るらしいです。

しくみはよくわかりません、いつか勉強しときますww

なぜ、天秤って言うのかっていうと

重量を計るって事は物々交換の太古の昔からものすごく重要で

古くからてんびんが使用されて来ました、歴史は長いです。

電子天秤の歴史なんてたかが数十年です。

それで、計測器の世界では精密に測れる計量器の事をてんびんに敬意をはらって

てんびんと呼ぶらしいです。





そう言えば、子供の頃ぶどうを作ってたおじいさんが

ぶどうを計るのにてんびん式のやつ使ってました。

ボクサーやお相撲さんも体重計量する時

いまだに天秤式の体重計を使ってた気がする。

弁護士のバッチも、愛と平和の象徴の鳩のマークで良いような気がしてたんだけど

てんびんが描かれてます

人の罪をはかるのはものすごく重い

公平であれ、より正確であれってことなんじゃないかな。

音叉で計る時代だけど、てんびんってすごいね