私の母は 繊細な女性だった 多分
私の母は 新しもの好きだった 多分
私の母は 他者の為に生きた 家族の為に生きた 子供の為に生きた 絶対

多分 繊細な部分を 強烈に受け継いでいる 自分
多分 新しもの好きな部分を 強烈に受け継いで 増殖させている 自分

夏になると ほおづき 思い出す
季節の花を 欠かしたことはない 我が家 つまり 母


母が 先に 別な世界に行っている いま
この季節 日本にいることが出来たので ほおづきを 母におみやげ

海のなかに 海の上に 海を通して
橋を架ける 誰が 始めたのだろう
いま 香港からマカオへ 橋が架けられようとしている

土台の無い 海流早い 不安定な 環境に
千年万年の 未来に残る 橋が架かろうとしている


日本人 一人 マカオで 夢を 現実のものに しようと
土台の無い 海流早い 不安定な環境で 闘っている
それでも カンボジアで 1対1000の戦いを強いられ 日本人に裏切られ カンボジア人に裏切られた 時代よりはましだ

1対1000で闘っている時 更に後ろから 矢を挑んでくる 味方を装った日本人もいるのが 海外という 環境
味方を装う 卑怯な輩も 海外で負けた 負けている 哀れな日本人
かくほど 勝負 負けると言うことは 人をダメにする

矜持を 保つことが できたのは ホーチミンの日本人弁護士群のおかげ
手弁当で 助けてくれた 手弁当で戦場から 私を引き上げてくれた

いままでも いまも これからも
矜持を保ち 卑しさとは無縁の世界で 生きて行きたい