雪が降るまでは、毎日自転車通勤しているjenga55です。

朝の8時半。まだ太陽は昇っていませんが、朝焼け。。。
さすがに冷えます。今朝はマイナス5度くらいか(マイナス10度でした)。
毛糸の帽子と手袋は必需品。
愛車(ちゃり)は自慢のKUWAHARAの6段変則付きfolding bicycle(折りたたみ自転車)。かなり目立ちます(写真のです)。
なぜかといえば、カナダで折りたたみ自転車をほとんど見ることがありませんからね。
駐輪場にとめていると、これはどこで買ったんだ(Jad's cycleですが)とか、いくらするんだ(350ドルくらいかな)とか、日本から持ってきたのか(いいえ)、などと質問攻めにあいます。




まだ一人暮らしをしていた頃、近くのsafe wayという実は危ないスーパーマーケットの前に自転車をとめ、買い物して戻ってみると、私の自慢のバイクになぜかもう一つ別の鍵付きワイヤーが巻かれていたことがありました。

????? これは身動きがとれんぞ!!

おそらく新手の自転車泥棒と思われます。持ち主があきらめたころに、現れてワイヤーをきって持っていくつもりなのでしょう。

物陰で10分張り込みました・・・・が、犯人は現れません。

20分経過・・・・犯人現れず。

困りました・・・・冷凍食品をたくさん買ってきたのに(当時一人暮らし)
このまま解凍してしまったら、私の数日分の夕食がだめになってしまう~
(´ロ`;)


かなり怪しい記憶ですが、アメリカでは店の前で転んで怪我すれば店の責任になるというのを聞いたことがあるような・・・。カナダでも店の前で大変困っている私の責任はこの店にあるかもしれません。いやきっとそうだ。(ホントか??)

意を決して、safe wayに入り、店のおばちゃんにPlease Help Me!!と叫んでみました。
次々に集まってくる店の人。。。

事情を説明しました。
鍵をかけられたと説明するときの”ロック”の発音がなかなか”lock”にならなくて”rock”のために(頭の上????マークだらけ)、最初はなかなか意味が通じなかったけど、最後には何とかしてくれーという熱意が通じたようでした。

屈強のイタリヤ系あんちゃんが大きなレンチみたいな道具を持ってきて俺にまかせておけ、という感じで犯人のワイヤーを切ろうと試みました。

15分経過・・・、残念ながらワイヤーびくともせず。

汗だくでがんばっていたところに、あんちゃんの友達のタイ系にいちゃん登場して、「おい兄弟!何やっているんよ」てな感じで話しかけてきて、再度事情を説明すると、

「金ノコで切ろうぜ!兄弟!」

ということになり、ギコギコ・・・

その後約5分・・・ようやく私の自転車が無事救出されたのでした(涙)。

にいちゃん方にお礼を言って、得意げに自転車をこいでいると、

駐車場に目つきの悪い白人が3人、携帯電話をかけながら私の自転車を目で追っているではないですか!!
きっとこいつらが犯人だと確信しました。
大規模な自転車窃盗組織が存在して(妄想癖あり・・・)、持ち主があきらめたころ金ノコかレンチでワイヤーを切断して、別の街で売りさばいているに違いありません!!
おまえらの思いどーりにはさせないぜっ。


自転車を盗まれそうになったこの話をラボのスコットに話したら




スコット氏「その自転車は誰にも盗まれていない。お前に盗まれただけだ!!!!」




と言われ

??????

確かに自分で自分の自転車を盗んでしまった気がしたのでした。 _| ̄|○