列車に乗った男 | Let's watch a movie, shall we?

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感じることは人それぞれ、それって素晴らしい

2009.02.16~ Blog開始

原題:L'homme du train/The Man on the Train(2002年)

評価:★★★☆☆
【STORY】
生まれてこのかた街から出たことのないマネスキエ(ジョン・ロシュフォール)は大学教授として孤独な日々を送っていた。そんなある日、ミラン(ジョニー・アリディ)という謎の男と知り合う。(シネマトゥデイ)

【CAST】
ジャン・ロシュフォール
ジョニー・アリディ
ジャン=フランソワ・ステヴナン
チャーリー・ネルソン
パスカル・パルマンティエ
イザベル・プティ=ジャック
エディット・スコブ

etc,,,

巨匠パトリス・ルコント最新作。男の心の孤独を描いた人間ドラマ。

主演にフランス音楽界のスター、ジョニー・アリディと『メルシィ!人生』のジョン・ロシュフォールが燻し銀の演技を見せる。人生の選択とは何かを深く考えさせられるメッセージドラマ。

独特の雰囲気を持つフランス映画、これといって盛り上がりどころがあるわけではないのでとにかくゆったりした時間が流れる映画でした。

若干退屈に感じてしまうのは否めませんが、でも細部になんかいいなぁ~って感じるところがあって。


銀行強盗のために町に来た男と、元教師の老人っていう絶対に交わらなそうな二人が交流していく姿はなんだかよくて。

詩の授業をしたり銃を試し撃ちしたり。とりあえずおしゃべり好きマネスキエが可愛いのね。皮ジャン着てみちゃうところとか。笑

窓ガラスに映るマネスキエにミランの言った言葉で「年は取るほどに輝きが増す」というのが良いなって思って。

ラストは予想外でびっくりしたし、どう解釈していいのかなっていう。あれは二人とも死んでしまったのよね?それで互いに思い描いていた別の人生を夢に見ているということかな?なんか切なくて余韻が残る映画。


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