今週は長い一週間だったと振り返りながら大きな荷物を抱えて新幹線に乗り込んだ僕を、今まで会ったことも無いようなにこやかな笑みで迎えてくれた隣の娘（ひと）がいた。雑念に疲れていた僕には、その笑顔は天使のように思えた。 
聞けば、東京の大学で米文学を専攻し、卒論を書き上げ、就職活動のまっただ中だという。映画関係に進みたいという。それは僕が懇意にしている会社、宣伝？うん、それなら知り合いいっぱいいる。うちの隣にもそんな会社が２つもある。なんて話ししてるうちに、話題がドンドン盛り上がっていく。
彼女はカトリック系の学校に６年間いたのだという。聖書のことはぼくもオフ会の仲間とともにいろいろ語り合ったので、たちまち熱いやりとりが続いた。 
僕が京都で祇園祭が７月１７日にあるがあれは、ノアの箱船が上陸した日をたたえ、毎年その日をまつるその儀式、そう祇園祭の鉾はノアの箱船って言う説もあるんだ。って話しが続いて、僕達のルーツも古代イスラエルのダビテ王朝に続くって話しに、目を輝かせて聞き入る彼女。
歴史って英語でHistoryって書くよね。これはHis Story すなわち造物主（神）がずっと未来から現在を振り返って書いているってことだって。だから僕達は造物主のプログラムの中で生きている。 あっその話どこかできいたことがある。って彼女がにこやかに指摘して、そして話しはドンドン続いていったんです。
僕が外資系に２年勤めた話しと、世界を回ったときに、こちらを信じてもらうときに聖書の話しをして、仲間に入れてもらったという話しや、以前日記にも書いたハリウッドあがりの女性上司が、超デンジャラスガイと呼ばれた辣腕の男性を、あっという間に仲間にしてしまう手口など。コミュニケーションの方法論が事例を織り交ぜて展開する。 
そして、最後はあつところで僕が書いている日記の話し等、早いピッチの話題が展開する。あっという間に２時間が過ぎ去った。 
「こういう人のもとで働けたら良いな！！」って言いながら、彼女は名古屋で降りていった。
僕の方こそ、微笑みに包まれた幸せな時間を過ごすことが出来ました。ありがとう天使のようなあなた。