小田原おでん本陣で | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

小田原と言ったら蒲鉾を始め魚の練り物が有名である。

したがって、それを使ったおでんもかなり美味しいものとなる。

小田原おでん本店は行ったことがあるが、もう一つの人気店小田原本陣には行ったことがなかったので、ホテルからすぐ近くにあるその店におでんを食べに行った。



店はかなり繁盛していて暫く待つこととなった。



やっと自分の番が来てカウンターに案内された。

ここはおでんだけではなく、神奈川県全十三蔵の日本酒も取り揃えてある。



カウンターの向こう側にはおでん鍋の中に沢山のおでん種が出番を待っていた。



練り物も小田原市内だけの店舗のものを使うこだわりようだ。



日本酒は、日替わり3種の飲み比べセットにしたみた。



その日は、残草蓬莱の純米酒、純米吟醸、特別純米酒の飲み比べだった。

どれも丁寧に作られている。

個人的には特別純米酒の酸の味わいが好みだった。



おでんは最初に冬季限定の白子のおでんが届いた。



出汁はあまり塩味をつけないタイプで素材の味を楽しむタイプのおでんだった。

白子はいいものを使っていた。



お好み3種おでんは、大根、本陣揚げ、杉兼の地魚竹輪にした。



上から鰹節を散らして食べるのがこの店のスタイルのようだ。



どれも素材を味わうのはいいのだが、出汁に塩味が少ないので、淡白といえば淡白な味わいだった。

個人的には小田原本店のスタイルの方が好みだろうか。

ただ一つ自分に合わなかったのは大根の煮込みが浅すぎてかなり硬いのである。

かぶりつかないで箸で切るのはかなり大変だった。

大根はやはり程よく軟らかい方が美味しいと感じてしまうのだ。