アニの部屋へようこそ☆

アニの部屋へようこそ☆

るーるる、るるるるーるる♪(←徹子の部屋のテーマ笑)
最近、タイトル考えるのが面倒で(笑)いろんな歌のタイトルを借用してます♪
それにつられてきた皆さんにはゴメンなさい。
内容とはまったく関係ありません<(_ _)>

Amebaでブログを始めよう!
それは8月に入って数日経ったある日のこと。
仕事中にハタと考え込んでしまったアニなのでした。

この間出かけていった「歌川国芳展」、
もちろん後期の展示も行くつもりだけれども、
一体いつ出かければイイんだ…???


そんなの、いつでも行けと言われそうだけどもね、
あたしにとって8月は魔の月なの。
だって夜店市があるんだもん!!

あれのオカゲで、いつも8月後半はグッタリしてるんだよ。
だから夜店市あけは出歩きたくないんだよ(´ε`)

でも月の前半はというと、行ける日は日曜日しかない…。
イヤなんだよね~、日曜日に出歩くのって。
どこも混んでるしさ、こないだあれだけイライラしたのに、
日曜日に国芳展なんて出かけたら、どんなことになるだね、一体。


でも、どーぅ考えてももう7日しか行ける日はなく、
しょーがないから日曜日に出かけてきましたさ!

でも行くとなったらそこはもうルンルン気分さ!!ヽ(´▽`*)ノアハーン


だってね、ムフフ(*´艸`) 前回はお目当ての作品が
ほとんど展示されてなかったっけだもん!
てことは、今回はあの作品もこの作品も見られるって
ことだよね! うひょー! ラッキー!!ヽ(゜▽、゜)ノウヒャ


喜び勇んで突撃すれば、
そこはやはりめくるめく国芳ワールド♪

展示構成は前回と同じらしく、
まずは武者絵のコーナーからなんだけど…。
もー、何なのこの人たち…カッコよすぎなんだけど!(*´Д`)

キリリとした眼差しで見栄を切る姿も、
敵を組み敷く姿も、どこまでも男くさいのです(*´艸`)

 ↓ 「九紋龍史進」

$アニの部屋へようこそ☆-九紋龍2

 ちなみに同じ九紋龍をあたしの愛する芳年が描くと
 こんな感じになります(人´∀`*)

$アニの部屋へようこそ☆-九紋龍1

そしてついに見つけましたヨ☆
前回はなかった、この展示会のポスターにも使われている
「坂田怪童丸」を!!(← いわゆる金太郎さんです)


$アニの部屋へようこそ☆-坂田怪童丸

うあー、何この色彩! 赤と青の美しいこと!!
そして鯉の躍動感! 飛び散るしぶきのすがすがしさ!!
どれをとってもすてち~(ハァト)!!

更に「源頼光公館土蜘作妖怪図」。


$アニの部屋へようこそ☆-源頼光公館

あたしは百鬼夜行図も好きなんだけど、
(↑ 人外のモノをこよなく愛する人間です♪)
これもケッサクだよねぇ~化物の造形がすてち♪

そして…そしてついに! ついに!! あたしの最も愛する
「相馬の古内裏」がキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!


$アニの部屋へようこそ☆-相馬の古内裏

もうね、この絵は何回見てもよい! 好きだお前が!!

滝夜叉姫の立ち姿ももちろん美しいけど、
やっぱりこのされこうべに尽きるよね!!

もう後期となったとは言っても江戸時代にこんな精緻な
人体骨格を描くことができるなんて…。
やっぱ国芳さんにも異形のモノへの愛を感じるよ(*´艸`)


国芳と言えば凛々しい男たちがもちろんすてちなんだけど、
美人画も良かったよ~♪
(↑ 今回は体力があったのでじっくり鑑賞しました 笑)

特に気に入ったのがこの「猫と遊ぶ娘」。


$アニの部屋へようこそ☆-ネコと娘

遊ばれる猫の表情がたまらんのよ(笑)

それにしてもさ、この形、ちょっと変じゃない?
でも実はこれ、うちわ用に摺られてるんだよ!!

すっごくないですか、これって…。
江戸の庶民って、しょっちゅう火事で焼け出されてるし、
必要最小限の物しか持ってなかったらしいけど、
その数少ない持ち物の中に人気絵師のうちわが
あるなんて…サスガ江戸っ子、粋だよねぇ(人´∀`*)♪



他にも、こんな擬人化された動物の絵もよい♪

 ↓ 「金魚づくし いかだのり」

$アニの部屋へようこそ☆-いかだのり

 ↓ 「里すゞめねぐらの仮宿」

$アニの部屋へようこそ☆-里すずめ

生き物に対する温かい目線を感じるの~(*´艸`)
実際、無類の猫好きだったらしいし、
勝手に親近感わいちゃうね(笑)


今日もうるさいオバちゃんたちに多少イラッとしながらも、
ご満悦で展示室を出たワタクシ、
物販で絵はがきをしこたま買いあさった後、
早速例のコーナーへ行って参りましたよ。

ええ、前回も挑戦した浮世絵クイズのコーナーです。
もちろんトレカ欲しさに、ですわ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

そして無事に全問正解して(← 本気でやりました)
見事にスペシャルトレーディングカードをげっと!

なんと、「讃岐院眷族をして為朝をすくふ図」ではないですか!!


$アニの部屋へようこそ☆-讃岐院

ちなみに他のトレカはこちら♪

$アニの部屋へようこそ☆-簄三娘

$アニの部屋へようこそ☆-鬼若丸

$アニの部屋へようこそ☆-短冥次郎

$アニの部屋へようこそ☆-文覚上人

あとは「九紋龍」と画像が見つからなかった「土喜大四郎」。


ここで有頂天になったワタクシ、
国芳の本を買おうと思い立って、
階下の戸田書店へ向かいました。
別に物販で買ってもよかったんだけど、
戸田書店で買うとポイントがつくので、
そっちへ行ってしまったのだ!

そしてそれが間違いのもとだったのだ!!(笑)

国芳、国芳…とウキウキ書店に入って行ったにも関わらず、
家に帰った時にはウッカリと芳年の本を持っていたのだ!!

いくら好きだからって、バカかあたしは!!
今回は国芳って決めていたのにぃーーー!!


でもまぁ、この本買って良かったよ(笑)
「血みどろの絵師」と呼ばれた芳年の無残絵が
いくつか入っていて、それも堪能できたし(*´艸`)

ああ…せっかくだから、土佐の絵金の写真集も
買ってくれば良かったな…。
なかなか巡り合えないよ、絵金の写真集なんて…(´ε`)


まぁ、今回もあたしらしいオチがついてしまいましたが、
浮世絵の世界を堪能する貴重な機会となりました。
これからはより作品世界を理解するべく、
日本の古典も読んでみたいなぁ…と思う今日この頃。

ええ、まずは「南総里見八犬伝」からでも…。
(↑ 超メジャーじゃん 笑)


さて、次のお楽しみは、10月の末から県美で始まる
「京都1000年の美」展です。
重文も何点か展示されるみたいなので、
どんな美と巡り合えるのか、今から楽しみです~(人´∀`*)ハウ


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


この記事の下書きを書いていた9月25日のこと、
テレビで「お宝鑑定団」を見ていたら、
月岡芳年の「月百姿」100枚揃いが出て、
何と1000万円の値がついたのでした!!

その金額に「スゲー!!」と感嘆するよりも、
「月百姿」のホンモノを持っていらっしゃるそのご仁に
激しく嫉妬して、テレビの前で身悶えしたのは
何を隠そうこのワシじゃσ(・∀・)

いいなー、1枚でいいから、後摺りでもいいから、
本物が、本物が1枚欲しい~~~~!!щ(゜Д゜;щ)ハァハァ
それは5月の終わり頃のことでした。
アメ友というか、ペタ友というか…のみなとさんのブログに
何と歌川国芳展に行ってきたという記事を発見、
うらやましさのあまり身悶えしてしまったアニなのでした。


だって国芳だよ、国芳!!
歌川国芳と言ったら武者絵で知られており、
なおかつ、あたしの愛する月岡芳年の師匠にあたるお方。

そしてあたしのこよなく愛する浮世絵
「相馬の古内裏」の作者であるのです!!


$アニの部屋へようこそ☆-相馬の古内裏

うあー! 行きたいー!! うらやましぃー!!

と、身をよじりながらコメントをしたためたところ、
みなとさんから「7月から静岡で開かれるらしいよ」との
なんとも嬉しいお返事があったのでしたうっきゃあ☆


そんなワケで、7月が来るのを指折り数え、
待って待って待ち焦がれた7月28日、ついに!
行って参りました、静岡市立美術館へ!!

そう、今回のウキウキ通りは県立美術館ではなく、
市立美術館への道ゆきだったワケですね~(*´艸`)


…でもその前に、あたしは1か所寄らねばならない
ところがあるのでした。
実はあたしのボロケータイ、購入して3日目くらいから
塗装がハゲてきちゃってボロボロだったんだけども、
このたび電源OFFボタンが落ちてなくなりまして(´ε`)

しかも7月末で失効するポイントが2000もあるものだから、
これはもったいない、と急きょスマートフォンへと
機種変更するのことにしたの。

ウワサによると、スマホだとピグもできるとか…( ̄艸 ̄)
おりしもおだやか野原はピグライフに取りつかれておりまして、
会社でも収穫できるようにという目論見もあったのです。


先にSOFTBANKで機種変の手続きをして、
データを移してもらっている間に、いざ、美術館へ!!


こちら、以前は駅の南口にあって、
前にも浮世絵の展示を見に行ったトコロ。
浮世絵好きなのか? 静岡市…(笑)

とにかく浮世絵好きにはありがたい限りです(*´艸`)


でもその時は思っていたよりも館内が広くて、
運動不足のあたしは、青息吐息で見て回ったんだった…。
今回はペース配分にも気をつけねば。 うん。


ところで今回の国芳展は、前期と後期で展示内容が
まるっきり変わってしまうというでないの。
なので、チケットもセット販売で
少しお安くなっておりました。 ウフ♪ 気が利いてる。


そして展示室へと一歩足を踏み入れると、
そこにはめくるめく国芳ワールドが広がっていた!!

まずはこんな絵がお出迎え!

 ↓ 「隠岐次郎広有」


$アニの部屋へようこそ☆-隠岐次郎

ス…ス…ステチーーー!!(゚∀゚)

「武者絵の国芳」と言われるだけあって、
入ってすぐの展示室は武者絵のオンパレード!!
「水滸伝」や本朝の英雄たちに題材をとった
勇ましくも凛々しい男たちの絵がズラリと並んでいます!

そして江戸の町に大彫り物ブームを巻き起こしたと
言われる、その刺青の緻密さと美しさと言ったら…☆

 ↓ 「短冥次郎阮小吾」


$アニの部屋へようこそ☆-短冥次郎

できれば1か所にとどまって、気に入った絵を
穴の開くほど見つめていたい気分なのだけれども、
そこはそれ、やはり有名絵師の国芳であるからして、
けっこう混んでいたっけだよ…立ち止まってらんないのo(TωT )

そんなあたしを更にイラつかせたのはね、
やたらと大勢詰めかけたオバちゃんたち!
とにかくあいつら、しゃべるんだよ!!

感想言い合ったり、作品解説を読み上げたり、
果てにはでっかい独り言で「はぁ~上手だねぇ~」って

そんな当たり前な感想、いらんわっ!!!

あのね、あたしはやたらと気の散る人間なの。
電車の中で本を読んでいても、周りでしゃべってる人がいると
ちっとも頭の中に内容が入ってこないタチなのo(TωT )

でも今回はお金払っているので、意地でも集中したよ。
全作品をこの脳髄に刻みつけて帰ってやるんだ!!


オバちゃんたちにブリブリ怒りながらも、
何とか作品に集注して展示室をくぐりぬけていく。
武者絵のコーナーが延々と続く中、
3枚続きの迫力ある大判絵のコーナーへ。

「里見八犬伝」の一場面を切り取ったこの絵なんて
芝居を見ているみたいでホントにかっこいい!!

 ↓ 「里見八犬伝之内芳流閣」

$アニの部屋へようこそ☆-芳流閣

次はようやっと役者絵の登場。
でもここはちょっと流し見で通り過ぎる。

…だって当時の歌舞伎役者の似顔絵なんだもん(´ε`)
あたしが見たって似てるかどうかわかんないじゃん…。

でも「市川団十郎」とかの名前を見つけると、
伝統ってスゲーなってスナオに感動しちゃうけどね。


そして美人絵のコーナー。
最初は版画ではない肉筆絵が展示されてて、
これがまた艶やかで美しい!

これがいつものあたしなら、うっきゃあ☆とかうひょー!とか
叫んでるところなんだけどもね…疲れちゃったんです。

あのね、広すぎたのねっ。 会場がねっ。
「ペース配分を考えないと」ってわかっちゃいたけど、
それ以前に体力がなさすぎてバテちゃったのねっ。

もうここからは流すながす!
さっきまでは全作品を脳髄に焼き付ける! なんて
息巻いていたけど、もうそんな勢いはございません。
ま、要所要所でこれは! という作品の前では
立ち止まってじっくりと眺めたけどね(^_^;)

子供たちを描いたものや、風景画、動物画、戯画…
と延々と展示は続いていきます。

その中には、スカイツリーを描いたんじゃないかと
ウワサされているこんな絵もあったけど…
 
 ↓ 「東都三ツ股の図」


>$アニの部屋へようこそ☆-東都三ツ股

そりゃないでしょ、国芳だし( ̄ー ̄;

ホントに東京の未来を透視するような力があったら、
もっと幻想色の強い絵をたくさん残してると思うよ(笑)

そしてこんな、誰もが一度は見たことがあるんじゃ
ないかという絵もありました。

 ↓ 「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」

$アニの部屋へようこそ☆-みかけはこわいが


今日も青息吐息でヨロヨロと展示室を出ると、
やはりお楽しみの物販コーナーへGO! ですε=┏( ・_・)┛
もちろん、絵ハガキを大量購入しました!

ホントは他にも欲しいハガキあったんだけどさ、
今回は今回展示されていた絵のものだけにした。
やっぱ次回に来た時の楽しみもないとね~
ウフ♪ ウフフフフ♪( ̄艸 ̄)


疲れてるんだから、早よ帰ればいいのに、
その後もラウンジをウロウロしていると、
係のお姉さんに「いかがですか?」と呼び止められて
簡単なクイズに挑戦することに。

作品説明を読んで、それがどの絵のことを
言っているのか当てる…というお子様向けのものなれど、
なんと当てるとトレーディングカードがもらえる
というので真剣に当てにいった大人げないあたしσ(・∀・)

無事に全問正解してトレカをゲットすると、
お姉さんからまたも耳より情報が。
後期にも同じクイズをやって、全問正解すると、
キラキラスペシャルトレーディングカードキラキラ
差し上げますので忘れないように
今日のカードをお持ちくださいね、とのこと!

スペシャルトレー(゚∀゚)ーディングカード!!!

こりゃイイことを聞いた! と
ホクホク顔で美術館を出たあたしは、
これまたホクホクと新しいスマホを手にして
帰りの電車に乗ったのですが…

使い方がわからない…_| ̄|●;;


誤動作防止のロックのかけ方と解除の仕方、
それとマナーモードのやり方だけは聞いとかないと!
と思ってちゃんと聞いたハズなのに、
実際にやってみると、なんだかよくわからない…。

てか、画面をうまく指が滑らないし、
タッピングの感覚もイマイチわからない…。
結局帰りの電車の中、ずーっといじっていた割に、
打っていたメールを送信するところまで
至らなかったのでした…なんということでしょう。


ま、その後1週間ほどで使い方をほぼ習得、
今ではスマホでピグライフも楽しんでおりましてよ!
オホホホホホホ☆

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

今回、上の画像を探してインターネットを
ウロウロしておりましたところ、
とある彫師さんのHPにたどり着いてしましました(笑)

そしてある方が、月岡芳年の浮世絵
「奥州安達がはらひとつ屋の図」を
どてっ腹に彫っていらっしゃるのを発見、
あまりの趣味の良さにカンゲキしてしまったのでした。

刺青も人それぞれですね…(*´艸`)

 ↓ 「奥州安達がはらひとつ屋の図」


$アニの部屋へようこそ☆-安達がはら
皆さま、お久しぶりでございますm(_ _)m

実は、先日…と言ってもだいぶ前のことだけんね、
アニのサブとして、ピグ界に新しいピグが誕生したのです。

それがこの朧。


$アニの部屋へようこそ☆

最近はあたしになり代わっておだやか野原へ出没、
毎日その活動をブログ記事にてアップしているため、
あたしは自分の記事を書くのに嫌気がさしていた…
というワケなのね(*ノ∀`)アハ☆

そう、今やこのあたしがサブの地位に転落してしまったのσ(・∀・)


そしてこの朧ですが、実はちょっとした秘密があって、
IDがあたしのフィンランド時代の友人の名前なんです。

しょっちゅう切り替えるから、
忘れない言葉がいいな~と思ってそうしたんだけど、
やっぱりそのまんまはマズイかな、と思って、
ちょっとヒネッてはあるんだけどね。


で、その友達というのが、例のカワイイ、カワイイ、
とってもカワイイOscarのママなのです。
(↓ 生まれた当時の写真♪)


$アニの部屋へようこそ☆-オスカー

彼女はなかなか子どもができなくて、
ずーっとツラい不妊治療をしていて、
それでやっと授かった子がこんな天使みたいで、

あんた、ホントに良かったっけね~(゚ーÅ)

って感じだったんだけども、何と!
一度できると妊娠しやすくなるものだろうか、
たて続けに第2子も生まれたというでないの!

それがこちらのAlex。


$アニの部屋へようこそ☆-Alex

またまたなんてカワイイ天使ちゃんなんだ!!
オバちゃん、もうたまらーん!!

とばかりに、早速ウチの会社の子ども服売り場で
カワイイTシャツとカバーオールをおそろいでゲット、
フィンランドに送りつけたアニなのである。

それが6月15日のこと。

そしてその週の日曜日、当の友人から
メールが届いていたの。

「荷物届いたよ」にしては早いなぁ…と
思いながら早速読んでみると…。


I must tell you the most horrible and terrible
personal news.
Our lovely Alex died already on Mother's day
May 8th sleeping round 6 am.


…な ん で す と?(゚д゚ )


アレ? オカしいな、あたしの英語の読解能力、
ちょびっと落ちたかな…???
なんかあり得ない誤訳をしてしまった気がする。

でも、何度その部分を読み返してみても、
それはこう読むよりないのでした。


PCの前にいますか?
これから個人的なとても辛く悲しい出来事を
伝えなくてはなりません。
私たちのかわいいアレックスは
もうこの世にいません。
母の日の5月8日午前6時に息を引き取りました。
ベッドの中のあの子を見た時には、
すでに少し冷たく、硬直が始まっていたので、
もうあの子がすでに逝ってしまったことがわかりました。
それは、今までに味わったことのないほどの衝撃でした。
理由はわかりません…SIDS(乳幼児突然死症候群)
ではないかとのことです…それはとてもまれで、
フィンランドでも年間20人の子どもしか
ならないというのに、私たちがそれに遭うなんて…
なんて不公平なんでしょう!!


ああ、もうホントに何にもあてにならない。

彼女にとって太陽であり、月でも星でもあり、
全てのキラキラしたのもので作りあげた
大切な大切なAlexをどうして
奪っていくことができるんだろう。

そんな素晴らしいものを一度与えておいて、
それから奪っていくなんて、
そんなヒドいことができるなんて、
運命って一体なんなんだ?


正直、今でもこのことを思うと胸が痛いし、
泣きたいのをこらえて奥歯をかみしめるハメになる。

あれからもう2カ月も経つというのに、
ずっと混乱したまんまだし、今だって
この文章を書きながら、ホントは考えだって
ちっともまとまっていないのです。


でも、彼女はすでに前を向いていて、
今になって悲しみが押し寄せてきているっていうし、
年齢的にもキツいし、太っちゃったので大変だし、
もしかしたら離婚するかもしれないけれども、
第三者に精子の提供を受けるという形ででも
もう一人子供がほしいと言っていました。

その強さはホントに心から尊敬するし、
そんな彼女のことを誇りに思う。


それなのに地球半周ほども離れたあたしは、
想いを言葉に乗せて届けることしかできないのだ。
それがホントにもどかしい。


今はただ、Alexが天国で穏やかに過ごしていること、
そしてせめてOscarが丈夫で元気に育つことを
ただただ祈るばかりです。

本当に、本当にあたしの全ての幸いをかけて願います。


 (みんなむかしからのきやうだいなのだがら
  けつしてひとりをいのつてはいけない)

ああ わたくしはけつしてさうしませんでした
あいつがいなくなつてからあとのよるひる
わたくしはただの一どたりと
あいつだけがいいとこに行けばいいと
さう祈りはしなかったとおもひます
       (宮沢賢治「青森挽歌」)


♪「茎」-椎名林檎

今日からは生えても芽吹いても仙人草
咲いても悦び過ぎないから
大事な生命 壱ツだけ だうか持つて行かれませぬ様に
哭いたり惑つたり致しませぬ
立つたら弐度と倒れないから
何も要らない 壱ツだけ だうか 誰か 嗚呼


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


久しぶりに描いた記事がこんなので申し訳なく、
またも中和剤を置いておくことにします。

あれ以来ずっとハマッているシンクロムービーです。
不覚にも、クライマックスで泣きそうになりました(笑)


またまたちょびっと前の話に
なってしまうんだけども(毎度毎度恐縮です)

5月18日の会社の定休日に、
ドリプラまで映画を観に行ってきました~ヽ(´ー`)ノランラン♪


この間行った時には、まだ津波にビクビクしていたけども、
あの震災から2カ月以上も経ったこの日には、
なんだかもう感覚がマヒしていた…というか、
覚悟が固まっていたというか(^_^;)

だって、地震と津波に関しては
静岡辺りではロクな話が聞こえてこないだもん!(´ε`)

やれ、震度が8だの、

大浜海岸は海岸線からいきなり海が深くなるから、
バカでかい津波が来るだの、

震源地が浜から近いから、
津波の到達時間が早いだの、

それで浜岡原発まで抱えてりゃー、嫌でも
覚悟しちゃうっつーのアハハハアハアハ(←涙目)。


そんな悲壮な覚悟を胸に秘めつつ、
観に行った映画は「ブラック・スワン」。




もうね、この映画の予告編がCMで
流れるたんびに楽しみにしてたっけだよ!(*´艸`)

あらすじを少し紹介すると…


ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナは
元ダンサーの母親の寵愛のもと、
人生のすべてをバレエに捧げていた。
そんな彼女に新作「白鳥の湖」の
プリマを演じるチャンスが訪れる。
しかし純真な白鳥の女王だけでなく、
邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならないこの難役は、
優等生タイプのニナにとって
ハードルの高すぎる挑戦であった。
さらに黒鳥が似合う奔放な新人ダンサー、
リリーの出現も、ニナを精神的に追い詰めていく。
やがて役作りに没頭するあまり、
極度の混乱に陥ったニナは、
現実と悪夢の狭間をさまよい、
自らの心の闇にとらわれていくのだった…。



才能あるバレリーナが大役に抜擢されたがゆえに、
プレッシャーから狂気の淵に沈む…。

自分が破滅するのはイヤだけど(←そりゃそーだ)
他人が堕ちていく様を見るという行為は、
暗い愉悦をもたらしてくれるような気がする。
(↑ 性格悪くてスミマセン…)

それに何気にコワそうだし!


そう、怖い要素がない映画は観る気がしない、
というあたしにとって、これはまさにうってつけ!
よーし、行くぞ~~ヽ(*`▽´)ノ …と
喜び勇んで出かけたはイイのですが…


コ…


コ…




コワかったーー!!!
Σ((;゜;ロ;゜;))



今年、ホラーと言うべき映画をすでに2本観てるけど、
「ブラック・スワン」が一番怖かったってどーいうこと!?
今まで何観てもそんなことなかったのに、
思わず両手で顔を覆うこと数度だよ!?

冒頭から息使いまで伝わるような臨場感があって、
それがまた妙に不安な気持ちにさせられるのね。

しかも娘に異様な執着を見せる母親が出てきたり、
心を病んだ先輩バレリーナが出てきたり、
魅力あるだけに、余計ライバル心を掻き立てられる
同僚ダンサーが出てきたり、
(↑ このリリーという方、あたしは大好きです!)

主人公の心がかき乱されること、この上ナシ!
うひぃぃぃぃ、もうやめて!! って感じ。


でもね、あたしが一番怖かったのは、実は
深ヅメのシーン…o(TωT )


あのね、これウケ狙いで言ってんじゃないから!
ホントにコワかったんだから!

あれは確か小学校の頃に読んだ「はだしのゲン」で
日本人捕虜が生ヅメをはがされるという
拷問シーンがあり(← ウロ覚えですがそんな感じ)、
以来、深ヅメとか爪が割れる、ということに関して
異様な恐怖心を植え付けらえてしまったのです。

今や「はだしのゲン」さえ二度と手にできないし、
浦沢直樹さんの「MONSTER」で似たような
シーンが出てきた時も飛ばして読んだくらいよ(T▽T;)

それなのに、そんなシーンがしょっちゅう出てくるんだよ!
2時間半がめちゃくちゃ長かったよ! どひぃ!!


いや、でもラストの初公演のシーン、
黒鳥の舞はすごかったね!!
鬼気迫るとはまさにあのことでしょう!

そしてそれに続くカタストロフィ…。

てかさ、同じ時期にやっぱり「ブラック・スワン」を
観たという会社のオバちゃんと話したんだけどもさ、

あの結末って、アレそのまんまでいいのっ!?
あれって現実!? それとも妄想なのっ!?


ううーん…あれが現実だとするとあまりにも哀れです。
哀しすぎる結末だ…。
たとえ一瞬でも栄光と名声を手に入れたから
それでイイのかな? 何かやりきれない…(=_=;)


なんかラストが納得いかない、というか
モヤモヤする感じではあったけれども、
確かに見ごたえのある映画ではありました!
てか、あたしはホラー映画として堪能しました!!

ラスト20分だけでも、もう一度映画館で見たいです(*´艸`)♪


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


前回のブログ記事をUPしたところ、
某お方様から「アニさんのブログが怖い」と
言われてしまったので、今回は中和剤を置いておきます(笑)

最近ハマッている「シンクロ・ムービー」。
ぜひ観て和んでくださいまし(人´∀`)♪


皆さま、お久しぶりです。
最近またもブログをサボッてしまったので、
リハビリ代わり…というワケじゃあないけども、
最近やたらと 当たり! な本に巡り合ったので、
その話をしようと思います(・∀・)

一部ネタバレもありますので、
知りたくない、という方はスルーしてくださいませ。


まぁ、最近一番の「当たり!」はもちろん
有栖川有栖さんの「火村先生シリーズ」ですが(フフフ)
ある日、そのうちの1冊を買いに出かけたところ、
別の本を3冊も買ってきたということがありまして(←またか)。

そのうちの1冊というのが、万城目学さんの
プリンセストヨトミ」だったのでした。



$アニの部屋へようこそ☆-プリンセストヨトミ

この本、ずっと前に単行本が出た時から
気になっていたんだよね~~~(*´艸`)

何だ、トヨトミ姫って!?
また壮大なホラ話を始めるつもりだなっ!? ってね。

それが文庫本になっていたら、買っちゃうでしょう!
と、火村先生のことも忘れてイソイソと
レジに向かってしまったアニなのである。

「鴨川ホルモー」や「鹿男あおによし」も良かったけど、
この本も期待にたがわず面白かった!!
未読の方のために詳しくは書かないけども、
これは「大阪版ダ・ヴィンチ・コード」ですよ!
(↑ 内容、バレちゃったかしん…?)

そしてホントに大阪の男たちは、こんなでっかい秘密を
抱えてるんじゃないかという気がしてくるからフシギ♪
そしてそう考えるのもちょっと楽しいのだ(*´艸`)

映画は見ていないんだけどね…。
あたし的に配役が違う気がしまして。
(綾瀬はるかちゃんはとっても好きですが)

それに映画は怖い要素がないと見たくないので。 フフフ♪



で、同じ頃、最近通っている図書館でも
やたらと掘り出し物に巡り合いまして。

ある日、借りる本を決めて、貸出カウンターに
向かっていたところ、ある1冊の書籍のタイトルに
「びんよよよ~~~ん」と目が釘付けになったの!

その本のタイトルは「死ねばいいのに」。

$アニの部屋へようこそ☆-死ねばいいのに

何つー身もフタもないタイトルなんだ!!( ̄□ ̄;)

でも作者が京極夏彦さんと知った次の瞬間、
本を持ってイソイソとカウンターに向かっていたのでした。
だって京極さんだよ!? 面白いに決まってるもん!

で、早速帰りの電車の中で読み始めてみたら…


不平とグチのオンパレード?(=◇=;)


もうね、この息苦しくなるほどのどーしようもなさって、何?
そりゃ生きてりゃいろいろあるだろうし、不況だし、
あんたも大変だろうけど、なんつーかさぁ…って、
こっちがウギー!!<(`皿´;<) となりそうになるとね、
言われちゃうワケですよ、「死ねばいいのに」って。

そんなにイヤなら死ねばいいじゃん。
そこまでダメなら死ぬしかないじゃん。

え…? そうきた? って感じだし、
物語も意外な展開を迎えるんだけども、
いやー、不思議な読後感の小説でした。
あんなにドロドロしていたのに、しーんと静謐で。

ただね、ある登場人物のように、自分は笑って
逝くことができるだろうか…って、それは考えちゃうね、うん。


これまた別の日の話なんだけども。

何かイイ本ないかなぁ~、と、本棚の間をウロウロしてたら、
ショーゲキ的なタイトルの本が目に飛び込んできたのでした。

小説こちら葛飾区亀有公園前派出所

$アニの部屋へようこそ☆-小説こちかめ


何コレッ!? ;';:";'(゜ж゜;)ブッ


でも興味を引かれて手にとってみれば、
執筆陣がなんとも錚々たる面々でないの!

大沢在昌さんに、石田衣良さんに、
柴田よしきさんに、東野圭吾さんに
京極夏彦さんに…って


京極夏彦!?Σ(=°ω°=;ノ)ノ


もうね、この本を手にカウンターにスッ飛んで
行ったことは言うまでもありません。

で、京極さんの短編のタイトルが、これまた
ぬらりひょんの褌」というの。

ぶはっ;';:";'(´ε`●)
バカ小説の香がプンプンする!!


あたし、京極さんのシリアスな小説も大好きだけど
(「魍魎の匣」なんて名作だと思う!!)
「どすこい」なんかのバカ小説も大好きなの!!

で、この話は両さんの上司(←名前忘れた)が
若かりし頃、ぬらりひょんに部屋の中を荒らされた、
という事件の真相を解き明かす…というような
内容なんだけどもね、途中で

南極さんが出てキタ━━━(゚∀゚)━━━!!

あの「すべてがデブになる」の南極センセイですよ!
簾禿げの南極センセイですよ! ヤッター!!(*゜▽゜ノノ゛☆

…とルンルンしながら読んでたら、ラストで
事件を解決に導く謎の老人は…。

中野で古書店を営んでおり、
警察上層部にも財閥の長にも友人がいる
(小説家は先に亡くなったらしいが 笑)
このお方は…まさに!!

この時代まで、生きてらっしゃったのですね…o(TωT )


最近シリーズの新作が出てないし、
なかなかお目にかかれなかったお方に
まさかこんな所でめぐり会うとは!!
バカ小説とあなどっていたら、ラストでほろりとしました。
サスガは京極さん、やっぱり大好きです(*´▽`*)


これまた同じころ、書店にフラリと入ったら
またまた視線が釘付けになる本が出ていました!
それが三津田信三さんの「山魔の如き嗤うもの」。


$アニの部屋へようこそ☆-山魔

タイトルからしてコワそうでしょ?
コワいんだよ。

以前、三津田さんの「赫眼」という短編集を読んだ時なんて
お風呂入るのがコワくてねェ…o(TωT )
てか、お風呂で読んでたからめちゃコワくてね!

くる~♪ きっとくる~♪

って、例のテーマ曲が聞こえてきたくらいだよ!
おおコワッ!!(byガリガリガリクソン)

三津田さんの小説は怪異に説明がつかない、
というのが、とことん怖いのだ。
因果関係がわかるものって、
こっちも頭で理解できるけどさ、
でも怪異だけがそこにポンッとあるというのは、
ヒフ感覚で怖いんだよね…。

ま、そーいうのを好きこのんで読んでるんだから
しょうがないけどね。 フフフ(*´艸`)


で、これはついこの間の話なんだけど。
新聞の新刊広告の欄に岩井志摩子さんの
現代百物語 生霊」を発見しまして、
会社帰りに速攻買いに走ったアニですけどね。

会計を済ませてまたブラブラと本を物色しながら
店の出口に向かっていた所、

なんか今、見覚えのある名前が
視界の端っこに見えましたよ??(゜v゜*)


いったん通り過ぎたのを、後ろ歩きで戻ってみれば、
なんと! そこに平置きされていたのは!!


有栖川有栖 「火村英生に捧げる犯罪

$アニの部屋へようこそ☆-火村英生


ヽ(T▽T*)ノ・:*:・・・!!!


つ…ついにキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
ずっと待ってたんだ、この本が文庫化されるの!
だって、タイトルがイイよね、タイトルが!
「火村英生に捧げる犯罪」って、そんなの
あたしだって捧げたいよっ!!(←え?)

ムフッ…あたしは今、ものすごくワクワクしている。
でもまだ買っていない(←え?)

だって買って読んじゃったら、そこで終わりだもん!
もうちょっと…もうちょっとだけ、
楽しみを先にとっておきたい気分なのだ(*´艸`)フフ

先生の次の言動も早く読みたいけれども、
ホラ、好きなものは後から食べる主義だから♪

でも火村先生! 必ずお迎えに行きます!
待っていてくださいね~(人´∀`*)ハフン♪


てなワケで、アニの読書ライフはとっても
充実しております。

たとえ本棚からあふれた本が
床でアリ塚を作っていようとも…。

たとえお気に入りの本をお風呂で落っことして
ビショ濡れにしちゃったとしても…ね…ガックリ
(↑ 両方実話です…)