衆院決算行政監視委、与党出席せず前例なき審議拒否 | 江戸摩呂日記 ~メディア千本ノック~

衆院決算行政監視委、与党出席せず前例なき審議拒否

衆院決算行政監視委

日本経済新聞によると、


7月4日の衆院決算行政監視委員会は、民主党の仙谷由人委員長が職権で開催を決めたんやけど、与党が応じずに、委員会は定数を満たせへんまんま流会するとゆー異例の事態になったそーだ。そのとき仙谷氏は記者団に「極めて遺憾。議事運営を多数の意のままにすれば、議会の存在理由を自ら消すことになる」と与党側を批判したそーだ。委員会は、民主の委員10人が約2時間、安倍晋三首相や与党議員の出席を待ったそーだ。民主党は「前例のない与党の審議拒否」 と非難して、翌日の5日も委員会を開催すると決めたとゆーことだ。


そもそも、決算行政監視委員会とは、読んで字の如く、行政の無駄遣いや天下り・談合やら、底知れぬ行政の素行を監視する役目があるとゆーことだ。本来、毎日かて開かれて然るべくこの委員会であるが、例年数回程度開かれるだけでお茶を濁してるのが実情だそーだ。それかて会期末には、総理を始め関係閣僚出席の上で締め括り総括質疑が行われるのが恒例だそーだ。それにも関わらず、今回、与党が審議拒否した背景には、「年金記録」問題で追求の手を緩めへん民主党の長妻議員と、安倍総理の対決を避けるためやったと言われとる。自民党は自ら会期を延長し強行採決までしておいて、都合が悪くなると審議拒否とはあんまりに調子よすぎへんか。与党の審議拒否はまだしも、政府が出席を拒むことは憲法第63条 国務大臣の議院出席義務に違反してるとの指摘もある。


それにしても国会閉幕前2日間にわたって与党が審議拒否する中、職権で委員会開催を決めた民主党の仙谷由人氏の決断は大したもんや。これで国会に新たな「前例」ができたわけだ。