日本の証券会社・銀行デメリットその1
そもそも品揃えが少ない。
世界には数万のヘッジファンドがありますが、日本の証券会社や外資系証券会社の日本支店では、多くて十数本しか取り扱いがありません。しかも、5年連続プラスのファンドがあるかというと、1本・2本あるかないかというのが実情です。要は商品力に劣るのです。
もちろん、海外証券会社の本店(アメリカ・イギリス)にいけば、豊富なヘッジファンドがあるようですが、日本の支店では規制当局の問題で、事実上、多くのヘッジファンドの販売ができない状態です。
*ちなみに、海外証券会社の本店で買えるヘッジファンドは最低投資単価が1億円だったりします。だから、日本の投資助言会社のサポートを得ながら、世界に溢れる本当に良いヘッジファンドを紹介してもらう方が「選択肢を広げる」という意味でお勧めです。
日本の証券会社・銀行デメリットその2
国内の証券・銀行窓口で売られている数少ないヘッジファンドは、もともとは海外運用会社が組成したものを、国内証券会社が日本顧客向けに販売しているものです。
その結果、翻訳代・日本の営業マンの人件費等の様々な手数料が、上乗せされており、最終的には投資家の負担になっています。
これはアメリカの本屋で売っているハリーポッターの小説(ペーパーバック)は5ドル(約500円)なのに、日本で翻訳版を買うと2,000円くらいするとの同じです。流通マージン分、日本で買う方がコスト高なのです。