「 銀 幕 便 り 」 『 モンスターと完全犯罪 』
最近、しっかりとハマっちまっているのが、こいつ 『 モンスター 』。
愛蔵版が発売されて読み始めてからというもの、
僕の心をがっちりと掴んで離さない。
「 最近ハマってるんすよぉ。 」 と、周りに触れ回って歩いていると、
『 東京深夜舞台 』 の同志、柳川薫平監督と、相川の兄貴に
「 なんで今更なの? 」 と かるく突っ込まれてしまった・・・。
基本、
自分が世の中の流れから遅れていた事を感じている今日この頃・・・。
ほら、あれだ、
僕はその昔、助けた亀が、アメリカなんかに連れて行ったりするもんだから、
6年ぐらいあれで、その辺が浦島太郎だったりするのだ・・・。
それにしても、面白いんですよこれがっ!
◆ 前半のちょっとしたネタばれありの、あらすじ ◆
主人公は天才外科医、天馬賢三。
自分が執刀して助けた子供が、天才的な完全犯罪者(?)に
育ってしまい、罪悪感からそのモンスターの命を自らの手で、
再び絶とうと旅に出るっていうお話。
ベルリンの壁崩壊時のドイツを舞台に繰り広げられる、極上サスペンス。
各エピソードが、テレビドラマになりうるような題材で充実!!
主人公は天才外科医なんて呼ばれているけど、
けっして完璧なスーパーマンじゃぁなくて、そこがこの物語の魅力かなぁ。
噂によると、ハリウッドが映画化の版権を買ったとか買わないとか・・・。
この作品の規模の映画化は、やっぱりハリウッドになるのかな。
舞台はドイツだし、大規模なセットも、白人キャストも必要だしね。
主人公は日本人なんだけどなぁ。
なんだか僕は、知能犯というか、完全犯罪者のキャラクターに
魅力を感じます。
いつか一度は演じてみたいと思っているのが、完全犯罪者の役!
俳優にもそんな演技が出来る人に魅力を感じる事が多い。
ほら、
「 実体験では体験できないような体験が出来るから、俳優になったぁ 」
なんて、よく耳にするじゃないですか。
きっと僕もその口なんでしょう。
あぁー、完全犯罪演ってみてぇ!
はいっ!
そして完全犯罪出来そうもない、キュートな奴らの物語がこちら
『 銀行強盗前夜
』
こっちもよろしく!