分析データや評価表が気になる方へ 『考えない練習』小池龍之介 | 「成幸本」書店

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 こんばんは。神谷です。





 今回は、『考えない練習』 の第2章 「3 見る」からです。

 仏道的観点からはっきり申せるのは、怒りを喚起させるようなもの、心を混乱させるようなものは見ないほうが良いということです。


 乱雑になった部屋よりあまりモノのないスッキリした部屋を、ひどい人ごみよりは静かな自然の風景を見たほうが良いでしょう 。


 こうなると、テレビニュースは見てはいけないということがわかりますね。


 速報でどうしてみなければいけないという時以外は、テレビニュースは見ないようにした方がいいです。


 画面から、悲しいこと、怒りが湧いてくるもの、不安を掻き立てるものが多すぎます。


 小池龍之介氏が言っているように、人は刺激の強いものに惹きつけられます。


 そして、テレビは、刺激の強いものを流そうとするので、そのの内容も、ほんわかしたものより、悲しいこと、怒りが湧いてくるもの、不安を掻き立てるものを選択して流しているのです。


 そんなに早くニュースを知らなくても何とかなります。


 新聞なら、嫌な記事は読まなければいいのですから、必要な記事を必要なだけ拾い読みできます。


 部屋が乱雑になった時に、心が落ち着かなくなるというのも納得です。


 雨の日など、時々洗濯物を部屋に干していることがありますが、その時にその部屋にいると落ち着かなくなります。


 乱雑というわけではありませんが、洗濯物がごちゃごちゃしたイメージとして目に入ってくるのでしょう。


 このように、見ないでも済むものは見ないほうが心が健全になりますね。


成績や評価に関するものは見すぎないこと


 見ることによって、自我が強く刺激されるようなものも避けたほうが良いでしょう。


 たとえば、携帯電話のメールやアドレス帳、自分の年収が分かる給与明細や貯金額が分かる通帳を何度も見ることです。


 それを見ることによって「自分はこれだけの価値があるのだ」とういう刺激が生じ、短期的には良き気持ちがしたとしても、「人に認められたい」「認められるべきだ」という「慢」の欲が増えてきますから、長期的には自分に害が及びます。


 一方、「自分はこれだけの価値しかないのだ、がーん」と思うことで、怒りが増えます。


 分析データや成績表などを見ることは避けては通れません。


 しかし、必要もないのに、何度もそれを見るのは、とても心に悪そうです。


 これよくわかるのです。


 運営しているサイトやブログのアクセス解析を日に何度もチェックしてしまうのです。


 「よしよし、今日はたくさんのアクセスがあるぞ。」と一瞬喜ぶ。


 でも、そうすると次はもっと数字が出ていることを期待します。


 また、思ったように数字が出ていないと、落ち込むし、イライラします。


 これを何回も繰り返すのは、心にダメージを与えます。


 分析データや成績表のチェックは必要最低限に抑えないと、心の害だけではなく、時間の無駄使いにもなります。


 分析データや成績表のチェックって、とても重要で、意味ある作業だと思えてしまうから、それによって心が蝕まれていることに気が付きません。


 もっと、「見る」という事をコントロールする必要性を確認したい場合は、『考えない練習』 を読んでください。


 では、次回は「書く/読む」です。


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