さて、長かった弾丸ツアーのお話もついに終盤です。

四国愛媛県に18:30到着した一行は、高知県を目指します。

愛媛県から高知県へは、高速道路を使うことにしました。
高速の出口が高知県になるまで進み、高知県を指し示す看板の写真を撮影して制覇したことにしてしまおう、と「水曜どうでしょう」的発想ですね。

深夜のHIGHWAYといえば、私です。
昔C1やら湾岸やら富士スピードウェイで鍛えた・・・え、長いって?

ま、その辺は省略しまして。
とりあえずかっ飛ばしていくわけですね。
愛媛から高知県にある大豊ICまでおよそ60km。

なんとか走り切って、21時だったかな。
さっそく大豊ICを下りてみたのですが、、、、、、なんもない!!!!

かろうじて美空ひばり資料館、みたいのがありますが、この時期・時間帯では開いておりません。
特に興味もありませんので入る気もございませんが。。。

どの写真を撮影するか、と考えたところ、無駄に道路に「高知」って書いてある看板を撮影することにしました。
止むをえませんね。

ささっと撮影して元来た高速へ戻って、今度は兵庫県神戸を目指します。
ルートは四国の高速道路経由して、鳴門海峡経由です。
夜なので渦潮みれなくて残念ですけど仕方ない。

さて、ここでひとつイベント発生。
愛媛県から高知県に来る途中に高速道路でトンネルをくぐったのですが、トンネルの壁に「←愛媛|高知→」みたいなペイントがしてあったんですよ。
この壁をですね、Aがぜひ撮影したいと。

いやぁ、トンネルの中だし、高速道路だしね、ちんたら走ってると普通なら事故につながるのですが、たしかに来る途中、ほとんと車が走っていませんでした。
そりゃそうですよね、大みそかに四国縦断するような高速を走る人なんて、そんなに居ないですよね。

ということで、ゆっくり走って撮影することに決定!

トンネルを1つ抜け、まだ先だな。。。
トンネルを2つ抜け、まだ先だな。。。。

あ、このトンネルだ、たぶん!
少しペースを落とす。
後ろから車が迫ってくるので、少しペースを上げてぶつからないようにして、追い抜いてもらう。
めんどくさいのでハザードたいてゆっくり走ったり。(ほんとはいけないんだろうけど)

おお!ペイント発見!超ペースを落とす!後ろからはトレーラーが迫る!
トレーラーを先に行かせる。
さあ撮影しろ!A!!

A「撮れなかった」

ななななななななな、なーにー!!
ふざけんなよ、こんだけゆっくり走ったのに!
馬鹿アホ死ねカス!
とまでは言いませんでしたが(笑

なぜかA以外の全員ががっくりしてしまい、
私「緊急避難帯に車とめて、自分の足で走っていって撮影しなおせば?やる?」
A「やる!」

ということで、緊急避難帯に車を止めて、Aが歩いて出て行った。

車を止めて、1分もしないくらいでしょうか。
突然、トンネルの中に自動アナウンスが流れる。

アナウンス「ピンポンパンポーン。
緊急路側帯に停車中の車の方へ。
緊急路側帯は、緊急時以外の停車は禁止されております。
車のトラブルや事故、気分が悪い場合には非常電話で連絡してください。

ピンポンパンポーン。
緊急路側帯に停車中の車の方へ。
緊急路側帯は、緊急時以外の停車は禁止されております。
車のトラブルや事故、気分が悪い場合には非常電話で連絡してください。

ピンポンパンポーン。
緊急路側帯に停車中の車の方へ。
緊急路側帯は、緊急時以外の停車は禁止されております。
車のトラブルや事故、気分が悪い場合には非常電話で連絡してください。

(以下無限ループ)」

私「をいをいなんだよこれ!だめなのか止めちゃ!?」
T「やばくない!?Aに電話しないと!」
神様「・・・・・・・・」

電話連絡するもまったくつながらない。
そりゃそうだ、携帯持っているとはいえ、高速道路脇の歩道?を歩いていたら聞こえないだろう。
仕方ないのでとりあえずメールを打つことにした。
メールの本文「怒られたからすぐ戻ってきて!」
なんとまあアバウトな内容だなぁ。。。。

待てど暮らせど帰ってこない。
そりゃそうだ。高速道路の路側帯から例のペイントがあるところまで、なんだかんだで400m以上あるだろうな。

ちなみに車の所有者はT。ナンバー撮影されてたら後で減点じゃねーか、K察から呼び出しがあるんじゃねーか、などと不安で仕方なかったようで、すっかりへこんでしまった。
私は若かりし頃に、すこーしだけ検問で止められたり(フルストレートのマフラー付いた車に乗っていた時。実際はヘッドライトが片方切れていたので止められただけで、おとがめなし。そのときにっこりとおまーりさんに「車検受けてく?」と、マクドナルドのドライブスルーにでも寄ってけよくらいのテンションで聞かれたので、私「速攻でオートバックス行って直してきます!」と丁重にお断りした)、速い白黒のバイクに追いかけられた(仕事で急いでいて本気で飛ばしてしまい、後ろを見ていなかった)りしたことがあったので、そんなに大したことじゃないよ、わはは、くらいのイメージでしたが、Tはとーっても良い子でマジメなのでへこんだようです。

その後、Aがやっと走って帰ってきて
私「怒られたよー!アナウンス聞こえた?写真は撮れた?」
A「なんとか取れたけど、あせったからぶれた。アナウンスは聞こえてたよ。本当は歩いていこうと思ったけど、アナウンスが聞こえて走って行ったから疲れた。思ったより距離あるんだなぁ」

と、まずは路側帯からの脱出!

その後、あまりにもTがへこんでいるので、まずは道路交通法のチェック。
ここで神様が冷静に色々な神々を携帯電話で交信しだして、詳細を確認。
原則として、
「緊急避難帯は、駐停車禁止場所であり、理由なき停止の場合は、2点減点+罰金あり。」
だそうだ。
へー、そうなんだぁ、と私は聞いて終わったが、Tはさらにへこんだので、Aが
A「もし電話来たら俺に電話回していいよ。」
私「そうだね。で、電話来た時にさぁ、なぜこのペイントを撮影しなければならないかを切々と語ればいいんだよね。
思えば全国制覇への道が始まって、今回の旅行があって、突然四国上陸を決めて、と延々語れば許してくれるんじゃないか?」
T「わかった。電話来ないことを祈るよ」
私&A「ぜってー電話こねーよ」

ということで、良い子のみなさん。
高速道路の緊急避難所や路側帯ってのは、車止めちゃいけないそうですよ。
減点されちゃうから、真似しないようにね♪

結局、また話が長くなったので、その5に続きます。。。