一冊の本には、読み方が4通りあります。
目的によって読み方が異なる、といった方が良いかもしれません。
◎『4通りの読み方』概要については、こちらをご覧ください。
◎「トレンドをつかむ」読み方については、こちらをご覧ください。
その内の一つである「深く学ぶ」読書法につき、以下に記します。
「深く読む」とは、その本に記されたメッセージを
全身で受け止める、ということ。
つまり、内容をこと細かに把握し、
自分の腹に落とし込んでいく、という読み方です。
あなたは本をどのように読みますか。
目次にさらりと目を通し、本文を読み進める、
というのが一般的かと。
ところが、これだと読んだ内容の多くを
時間の経過とともに忘れてしまいます。
その場では「なるほど!」と理解したつもりでも、
それが具体的な行動につながることはほとんどありません。
極端な言い方をすると、「読んだ満足」で終わってしまうのです。
読み始めの段階では、何らかの学びを得ようと思っていたにしても。
では、真に学びを得るにはどうしたらよいのでしょう。
そこで登場するのが、「深く学ぶ」読書法。
“精読”という言葉があります。
一字一句に注意しながらページをめくる読書法のこと。
「深く学ぶ」読書法では、“超精読”&“要諦把握”を旨とします。
時間はかかりますが、内容が確実に脳にインプットされ、
学びの効果、絶大。
具体的には、「深く学ぶ」本を決め、
メモと筆記具を用意します。
そして、本を読み進めながら、
「ここは重要だな!」というところをメモに転記。
丸写しでも構いませんし、
それがきつければ、キーワードを抜き出す形でも構いません。
但し、そのキーワードを後から見た時に、
意味が分かる程度にしておく必要があります。
一通り読み終えたら、
メモを元に、重要と感じたことを
自分の言葉に置き換え、整理します。
ポイントは、「自分の言葉に置き換え」というところ。
それこそが“理解”する行為に相当します。
その上でもう一度、冒頭から本に目を通します。
2度目は斜め読みでも構いません。
時に、誤解して理解していたこと、最初に読んだ時には
気づかなかったことを発見するでしょう。
必要なものをメモに追記し、
最後にもう一度、重要ポイントを自分の言葉で整理します。
その際、声に出すのがオススメ。
読み、書き、声に出す、正に五感最大活用となりますから。
これこそが「深く学ぶ」読書法。
時間はかかりますが、本当にその本から学びを得るなら、
ここまでしなければ、なかなか頭に残りません。
ですから、「これは!」と思う一冊を見つけたら、
「深く学ぶ」読書法、ぜひ実践を。
そのエキスをとことん我がものしていただけるのではないか
と思います。
「深く学ぶ」読書、あなたもいかがですか・・・。
◎「深く読む“推奨書籍”その1」については、こちらをご覧ください。
◎「深く読む“推奨書籍”その2」については、こちらをご覧ください。
◎「深く読む“推奨書籍”その3」については、こちらをご覧ください。
◎「深く読む“推奨書籍”特選の書」については、こちらをご覧ください。