「作曲とアレンジの実力アップトレーニング! 実践耳コピセミナー!」レポート | 【JBG音楽院】DTM/作曲の音楽学校と楽曲制作

「作曲とアレンジの実力アップトレーニング! 実践耳コピセミナー!」レポート

みなさん、こんにちは。
久々の登場、JBG音楽院の石井です。


先日、「作曲とアレンジの実力アップトレーニング!実践耳コピセミナー!」が行われました。
なんと、参加費無料の特別セミナーです!





ご参加のみなさんに参加理由を聞いてみると・・・

「売れている曲には、きっと何か法則があるはずだと思って、それを聴き取れるコツを掴みたくて」
「聴く力が弱いことを日頃から、様々な場面で痛感していたから」
「荒木先生のセミナーだから」(←涙!)

などなど。みなさん、聴き取る力を良くしたいという思いが強そうですね。


それでは早速、セミナーのレポートです!




みんなで耳コピにチャレンジする前に、まずは荒木講師による「耳コピの極意」解説です。

たとえば、キー判定のチェックポイントは
①「F」or「F#」が使われているか否か!
②「B」or「B♭」が使われているか否か!


他にも「なるほど!」な耳コピの極意が次々と解説されていきます。
みなさん、ノートを書く手が止まりません!






極意をレクチャーしてもらったら、いよいよ耳コピ実践です!

DAWに課題曲のデータを貼り付けてループ再生しながら、メロディやコードを聴き取ります。
参加者のみなさんには、「ブランクシート」(トラックが空欄になっている楽譜)が配布されています。
曲によって聴き取るトラックが違い、難易度も異なります。


ちなみに課題曲は・・・




関脇級:「ありがとうForever...」/西内まりや
→ピアノトラックの音を聴き取る

小結級:「僕たちは戦わない」/AKB48
→リードボーカルとコーラスを聴き取る

大関級:「Tweedia」/安田レイ
→ハモリだけを聴き取る(実はこっちの方が難しい・・)

横綱級:「Unfair World」/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
→メロディ以外の音はすべて聴き取る!


みなさん鍵盤を弾きながら、メロディや各トラックの音を聞き取っています。
いきなり感はありますが(笑)、今の自分の耳の実力を知れる大チャンス!
思ったよりも聴き取れるか、それとも聴き取れないか・・・

中には、持ち込んだエレキギターを演奏しながら、コードを拾っている猛者も!




さて、ここでショートブレイクです。



荒木講師がベース・パフォーマンスを披露してくれました!
曲はカシオペアの「Domino Line」です。

荒木講師が中学生の頃、ライブで演奏するために耳コピで覚えたそうです。
しかも、完全に耳だけで覚えたので、使われているコードは細かくわからないとのこと。
『聴く力』が強いと、こんなこともできるようになります(笑)




それではいよいよ、耳コピの答え合わせです。



じつは荒木講師、全ての課題曲を耳コピで採譜してきました!恐るべし。
荒木講師が採譜した楽譜を見ながら答え合わせです。

「ヒット曲」+「楽譜」+「荒木講師」が揃ったら、もうおわかりですね!?
恒例!『アナライズ(作品研究)』で、ヒットのエッセンスを吸い出します!



今回のブログでは、300万枚のセールスを記録した「僕たちは戦わない」のエッセンスを少しだけご紹介します。

・アイドルソングとは思えない、緻密なコーラスワークが使われている。
・じつは!ケイティー・ペリーのアレンジが使われている!
→流行をいち早くキャッチしている!

やはりここにも、売れる理由があったのです。
これぞ『ヒット曲の法則』です!
そして、流行をいち早くキャッチするためには「聴くチカラ」が不可欠ということですね!



するとここで突然、「聴くチカラ」にちなみ、偶然セミナーに参加していたイヤトレ本科の修了生に、抜き打ちで聴き取りテスト開始!

UくんとSさんに、鍵盤の音を聴いてコードパターンを判別するテストを受けてもらいました。

メジャーorマイナーの判別
→余裕で正解

オーギュメントの判別
→余裕で正解
(ここで会場から「お~!」という感嘆の声が上がりました!)

Uくんいわく、
「イヤトレを受けてみて、じつは、世の中の曲にはコードネームの通りに演奏されていない曲があるということを知りました。
『こうやって使う方法もあるんだ』と、コードの使い方を耳で聴いて理解できるようになったので、自分の曲作りの幅がとても広がりました。」

これはすごい!
スーパー実力アップです!




セミナーということで、参加者の方からのご質問もありました。ひとつ紹介しましょう。

「1曲を細かくコピーすることと、ざっくりコピーを量産するのと、どちらを優先した方が力がつくのでしょうか?」

これに対する荒木講師の答えは・・・

「どちらも大事なトレーニングです!両方やったほうが良いです。
私が学生時代に、初めてマイケル・ジャクソンの曲を採譜した時は、全ての細かい音を聴き取って採譜するのに3ヶ月間かかりました。
でも、次は2ヶ月でできるようになり、その次は1ヶ月でできるようになり、2週間→1週間→24時間、という具合に、どんどんスピードアップしていきました。しかも正確に。
そうやって、細かいコピーをやっている間も、同時にざっくりコピーも進行していたので、曲の特徴を把握するチカラとスピードが身に付きました。
続けていれば、必ず身に付きます!」




そして、参加者全員に向けて、荒木講師からこんな言葉が送られました。

「今日のセミナーで、沢山のヒット曲を研究してみました。
今回、研究した様な曲を自分も作ってみたいと思っている人。必ずできます!

みんなの頭の中で鳴っている音楽こそが、最高なんです。

みんなの音楽を鮮明に再現するトレーニングが、JBGの『イヤトレ』であり、耳を鍛えれば、優れた作品の魅力を素早く正確にキャッチすることができます。

そして、鍛えた耳で最高の教科書を研究して、自分も優れた作品をつくるのが『ゼミプログラム』です。
何度も繰り返し、みなさんにお伝えしていることですが、ヒット曲は最高の教科書なんです。

素晴らしい音楽を学び、自分の作品を作ることが、何よりの実力アップになります。
『勉強だけして、わかったつもりで終わり』では、決してチカラは付きません。もったいないです。
ぜひ、作品をつくりましょう!」




3/19(土)に行われる「イヤトレ・ガイダンス」で、荒木講師の体験授業が受けられます!
もちろん、参加は無料!ぜひ、お気軽に参加してみてください!!

https://www.jbg-ongakuin.com/news/eartraining201604




それでは最後に、参加者のみなさんにご記入いただいたアンケートの一部をご紹介します。

「アレンジがショボく、作曲に時間がかかる。頭の中の音と出来上がった音がズレる。という日頃の悩みが解消できると思い、参加しました。
今のままでは、音楽のインプットとアウトプットのバランスが悪いなと感じました。
イヤトレの受講を検討します!」
(旧プロコンポーザーコース修了生)

「自分はまだ何となくでしか曲が作れないのですが、良い曲をしっかり分析することの大切さがわかりました。
荒木先生はすごく細かいアナライズをしていて、耳コピのレベルが違って驚きました。
でも、とてもフレンドリーな先生で、今日はとても楽しかったです!」
(一般参加)

「習った理論を活かせていないと感じていたので、久しぶりにセミナーに参加しました。
正直、むずかしい課題でしたが、荒木先生の頭の中を知ることができたような気がして良かったです。」
(旧初心者コース修了生)

「無料でJ-Popの解説が聞けるということで、参加しました。
コードはベースとトップを取る、音は小さくして聴くという話が、とてもためになりました。
楽しませてくれながら、内容の濃いセミナーで、今日は参加してよかったです!」
(一般参加)

「いつもの世界ヒットとは違い、レコ大の曲の勉強ができる良い機会なので参加しました。
Stress Patternに合わせてChorus音の調整をするというのが、勉強になりました。
今回もおもしろかったです。いつもありがとうございます!」
(旧プロコンポーザーコース、世界ヒット曲の法則コース修了生)