ブラジル話で盛り上がってしまいました。
本当に沢山周りにブラジル人いたんです。
ちなみにJazztronikの初代SAX奏者はロベルトというブラジル人でした。

そして僕が大学卒業後頼まれた仕事はAntonio Carlos Jobimのピアノ譜面を作るという仕事。
これはホント大変だったけど楽しい仕事でした。
1曲に対して色んなヴァージョンがありますからね、ジョビンは。
それの色々を全て耳コピしてまず楽譜に起こして平均してどれにも使われているフレーズや奏法をまとめていきました。
結果、かなりギターに忠実になってしまったのかピアノで弾くと相当難しい奏法になってしまいました。この点では編曲者失格かも(苦笑)。
楽譜にあてられているコードネームは僕があてたのではないので「ん?そう?」って思ってしまう箇所もいくつかありましたね。
ただかなり僕のピアノの奏法の原点になっている気がします。
後に出てくる“アオイアサガオ”や“七色”“LifeSyncopatin”といった曲達のピアノはそんな気がします。前に紹介した“song of bebe"もそうですね。
この楽譜、もう多分廃盤だと思いますが、僕のマネージャーが知らずに買っていて驚きました。

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ちょっとアルバムとは話がずれますが1つブラジル話で思い出した事がありました。

ある日突然知らないブラジル人の女性から「リョータサンデスカ?」って家に電話かかってきて食事に招待されたんです。意味不明でしょ(笑)。たしか埼玉の鴻巣とかあっちの方だったかな、ぜひ色々相談にのって欲しいって電話かかってきてね。でもその人が僕の友達のブラジル人の名前を出していたのでその仲間なのかなと思って行ったんです。

駅に迎えに行きます、って事だったので駅を降りて探してみたらいましたいました、今にもサンバ始まりそうな雰囲気のいかついブラジル人のおじさんが。しかも迎えに来るって言ってたけど何で来たと思います?何と自転車!しかも後輪が二輪になっていてその間が荷物を入れる所になっているごく稀に見かけるレアなチャリ。

「リョータ!ココ」と言ってまんまと僕はそのチャリの荷台に立ちで乗せられ会ったばかりの謎なブラジル人のおじさんの肩に手を乗せコトコトとどこぞへ向かったわけですが。数分後に警官にまんまと止められ、きっと相手もあまりに不思議な光景だったのでしょう、いかついブラジル人のおっさんと荷台に乗せられてる色白なアジア人と。警官の第一声が「なんなんだキミ達は?」だったのをよく覚えてます。「僕もよくわかりません」と答えました(笑)

結局その人達は家族でブラジルから日本へ来て、日本で音楽の仕事をしようと思っているんだけどどうしたら良いかわからない。そんな時、ブラジル音楽が大好きな日本人がいると聞いて電話してきた様でした。家ではシュラスコをごちそうになり、帰りも駅まで送ってもらい、また同じ警官に止められ怒られ(笑)。僕も大学4年生とか卒業した直後とかだったのでほとんどお役には立てなかったのですが、楽しい思い出です。

今日紹介するのは日本語曲で ”すき”。『numero uno』にはゆったりしたbossa nova風で収録されていますが、実は当時のLiveでは激しいサンバで演奏していました。それこそなんでもサンバでやってた様な気がする(笑)カバーとかも少しやったりしていた時期で。八神純子の“水色の雨”のサンバver.とかYMOの東風なんて当時のジャズトロのLiveではお決まりでした。

そしてこの曲からギタリストがいよいよ登場してきます。この曲はたしか石垣サンかな。最初から一緒にやっているベースの西嶋君の紹介で知り合ったナイスなギタリスト。こうやって1人ずつドラクエの様に仲間が増えていくのでした。

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