[なんちゃってジャズピアノ講座] #37 (Mistyの前に) Maj7 Aフォーム 基礎練習 | 白鍵と黒鍵のスキマから

[なんちゃってジャズピアノ講座] #37 (Mistyの前に) Maj7 Aフォーム 基礎練習

帰ってきた!

というか、普通にサボりすぎですよね、はい。
本当にひさしぶりのジャズピアノ講座です。
かなり遅くなりました、というのも、このままいろんな曲で「たとえばこう弾くんですよー」って、それはそれでなんちゃってとしてはアリだとは思うんですが、不完全燃焼を感じる方もおられるのではないかと思い、方向性を考えていたのでした。

で、結局、やっぱり基礎練習とか、そういうことももっと紹介しないとダメだなと。もう37回です。ここまで来た皆さんは、ジャズピアノの楽しさみたいなものも感じている/感じはじめているのではないでしょうか。なので、そろそろ、基礎の説明もちゃんと固めていこうかと。ひょっとすると、皆さんにとっては「初歩的すぎる」内容かもしれませんが、おさらいとしてこのスタイルでやってみたいと思います。

いままで、動画のほうは演奏例と楽譜と、ちょっとした説明コメントだけだったのですが、今回からちょっと説明を増やしてみました。なので、動画もぜひご覧くださいね。

さて、今回は、Misty・・・の前に、12のキー(ルート)の Maj7コードのAフォームを練習しましょう。
バラードのソロ演奏では、ベースパートがいないので、つまりベースもコードも自分で演奏する必要があります。これまでは、ルートを省略したヴォイシングを説明してきたのですが、いまさらではありますが、キッチリと。

これが出来るようになると、その他ソロ演奏のときにも役立ちます!

以下、いつもの楽譜。


白鍵と黒鍵のスキマから-maj7 A form


ジャズの楽譜(リードシート)では、 CM7 とか C△7 とか、いや、もっと極端に CM ぐらいしか書いていないかもしれませんが、そういうところは基本的に CM7(9) として演奏します。 勝手にテンションである 9th を足す、ということですね(このあたりはサウンド次第なのでいろいろと好きにやってみてくださいね)。

そして、前述の通り、ソロ演奏の場合はベースパートがいません。

なので、基本的には 上記のような 1-3-5-7-9 と積まれたコードトーンを、ルート(ベースの音)だけ、1オクターヴ以上下に配置して、残りの4音を左手や右手で弾くというアプローチになります。

さらに、ソロ演奏の場合、右手はアドリブフレーズであったり、メロディを弾いているので、もっとも単純で解りやすいのはサステインペダルなどを使いつつ、コードもベースも左手で演奏することです。

つまり、すべてのMajor7thコードを、「ルート」 (離れて) 「3-5-7-9」 と左手で演奏できるようになるべし、という練習なのです。 3-5-7-9 なのでAフォーム。 次回はBフォーム(7-9-3-5)を紹介すると思いますが、ルートを下に置くことには違いがありません。

過去の私の演奏例でもルートとコードをそのように演奏しています。

今回は、動画を見てもらったほうが解りやすいかもしれません。
お待たせして基礎練習でゴメンナサイですが、がんばっていきましょう!