[なんちゃってジャズピアノ講座] #21 two-five-one Aフォーム
おひさしぶりです。例大祭向けの曲作り/アレンジに追われているtanigon(jazzpianica)です。
枯葉の次なにしようか、と思ったのですが、いままでの説明スタイルですと、左手の音型(ボイシング)について「とにかくこれで覚えろ」ということで、いままでの"なんちゃって"ではそれでよかったのですが、この先説明が冗長になりかねません。
それに「なんちゃって」とは言え、やはり上手くなっていきたいところでもありますし、ここはやはり「どうしてその形になるのか」を練習することにしましょう。
ええ、忙しいからって つなぎの講座を入れているというわけです。サーセンwww
ジャズのコード進行でとにかく多いのが "ツー・ファイヴ・ワン" (two-five-one) です。これはあるキーの「2-5-1」のコードを繋ぐもので、正確には、Ⅱm7~Ⅴ7~ⅠM7 (メジャーキーの場合) を指します。もちろんここから応用例がいろいろあるわけですが、基本的にこのツーファイヴワンという「ライン」の練習は欠かせないものです。
そこで、まずはこれからやりましょう。
まずは楽譜を。
はい。この楽譜の通り弾く、前に、まずは練習の意図を確認しましょう。
目的は、ジャズにとにかくたくさん出てくるツーファイヴワンのコード進行を、楽譜なしでも伴奏できるようになること、です。
また、いろんなキーの曲がありますから、「12のキーすべてで出来るようになること」も重要です。
この練習では左手はベース、右手がコードになっていますが、ベースがいる編成などの場合は、楽譜上での右手を左手で演奏し、右手はアドリブやメロディーを弾くのが一般的となります。ブルースや枯葉の練習でもそうでしたね? あんな感じになるわけです。
さらに、重要なことに、ツー・ファイヴ・ワンでは、よく2種類のフォームが使われます。主に音域や響きの調整のためです。上記の楽譜は一般的に「Aフォーム」と呼ばれているものです。次回、Bフォームを取り上げたいと思いますが、まずは今回Aフォームをキッチリ練習しましょう。
上記では Cメジャーのキー、Dm7-G7-C△7。そして、そこから 4度上の Fメジャーのキー、 Gm7-C7-F△7、へ行ってます。このあとは、そう、4度上の B♭メジャーのキー、Cm7-F7-B♭△7です。これを繰り返していくと、やがてCメジャーに戻ってきます。それが一回の練習です。
4度上のキーへどんどん移動していくのは"Cycle of 5thでの練習"という方法で、特に調性の感覚や、two-fiveなどの練習には有効なものです。よく見ると Dm7-G7-Cもベースは 4度上、4度上、となっていますね?練習のときにも、「キー」を4度上、4度上、とすることで、少しずつこの感覚が磨かれてきます。なんのことか解らないかもしれませんが、まずはこれに沿って練習していってください。
練習のサンプルを添付しておきます。
こんな調子で毎回やってますから、ぜひわからないところはコメントなどガンガン質問してくださいね!!
枯葉の次なにしようか、と思ったのですが、いままでの説明スタイルですと、左手の音型(ボイシング)について「とにかくこれで覚えろ」ということで、いままでの"なんちゃって"ではそれでよかったのですが、この先説明が冗長になりかねません。
それに「なんちゃって」とは言え、やはり上手くなっていきたいところでもありますし、ここはやはり「どうしてその形になるのか」を練習することにしましょう。
ええ、忙しいからって つなぎの講座を入れているというわけです。サーセンwww
ジャズのコード進行でとにかく多いのが "ツー・ファイヴ・ワン" (two-five-one) です。これはあるキーの「2-5-1」のコードを繋ぐもので、正確には、Ⅱm7~Ⅴ7~ⅠM7 (メジャーキーの場合) を指します。もちろんここから応用例がいろいろあるわけですが、基本的にこのツーファイヴワンという「ライン」の練習は欠かせないものです。
そこで、まずはこれからやりましょう。
まずは楽譜を。
はい。この楽譜の通り弾く、前に、まずは練習の意図を確認しましょう。
目的は、ジャズにとにかくたくさん出てくるツーファイヴワンのコード進行を、楽譜なしでも伴奏できるようになること、です。
また、いろんなキーの曲がありますから、「12のキーすべてで出来るようになること」も重要です。
この練習では左手はベース、右手がコードになっていますが、ベースがいる編成などの場合は、楽譜上での右手を左手で演奏し、右手はアドリブやメロディーを弾くのが一般的となります。ブルースや枯葉の練習でもそうでしたね? あんな感じになるわけです。
さらに、重要なことに、ツー・ファイヴ・ワンでは、よく2種類のフォームが使われます。主に音域や響きの調整のためです。上記の楽譜は一般的に「Aフォーム」と呼ばれているものです。次回、Bフォームを取り上げたいと思いますが、まずは今回Aフォームをキッチリ練習しましょう。
上記では Cメジャーのキー、Dm7-G7-C△7。そして、そこから 4度上の Fメジャーのキー、 Gm7-C7-F△7、へ行ってます。このあとは、そう、4度上の B♭メジャーのキー、Cm7-F7-B♭△7です。これを繰り返していくと、やがてCメジャーに戻ってきます。それが一回の練習です。
4度上のキーへどんどん移動していくのは"Cycle of 5thでの練習"という方法で、特に調性の感覚や、two-fiveなどの練習には有効なものです。よく見ると Dm7-G7-Cもベースは 4度上、4度上、となっていますね?練習のときにも、「キー」を4度上、4度上、とすることで、少しずつこの感覚が磨かれてきます。なんのことか解らないかもしれませんが、まずはこれに沿って練習していってください。
練習のサンプルを添付しておきます。
- ゆっくり練習
- はやめに練習 (体で覚えていくため)
- 左手ウォーキングベースの練習 (これは現段階では必要ありません!)
こんな調子で毎回やってますから、ぜひわからないところはコメントなどガンガン質問してくださいね!!