[なんちゃってジャズピアノ] #4 コードトーンによるアドリブのための練習
#3までで、ブルーススケールを使ったアドリブを一通り見てきました。
今回(#4)からコードトーンを使ったアドリブの練習を始めますよ。
はい、「練習」です。
前にも書きましたがジャズは覚えゲーの側面が強いのです。
特になんちゃってジャズメンにとっては覚えることが上達の近道です。
コードトーンによるアドリブとは、
#3で触れたブルーススケールは 6音で構成されていたことを思うと、4音しか使えないわけで、なんともはがゆいのですが、これがいい感じになってくるはずです。「制約のなかに芸術あり」ですよ。
さて、「その場にあった」ということは、ブルースの場合、ほとんど毎小節コードが変わっている上に、最後の2小節などは、2拍でコードが変わっています。とても忙しいのです。だから考えているとどんどん先に進んでいってしまうので、ぱっぱっ、と構成音が出せるように練習をする必要があります。
というわけで まずはこの練習をしましょう。(楽譜クリックして拡大)
ところで、気がついたかもしれませんが、コードが変わっています。F7だったところがF6になっていますね。
この理由は…説明すると細かくなりますので、以下聞き流してください。理屈とか狙いがわからなくても、特に問題ありません。パターンみたいなもんです。以下、細かいとこは割愛してバッサリと。
この曲のキーは "F" です。また、B♭も出てきます。F→Bbというコードがあるとき、ここは4度上行進行なので、ぜひとも F7 にしたいわけです(ドミナントモーション)。しかし、もともとのコード進行はなんでもかんでも F7になっていて、B♭へのドミナントコードの影が薄くなってしまう。ということは、重要でない F7の部分をほかのコードに変えるという発想が出てきます。キーはF、ということでしたから、Fのトニックコードとして F6を選んだ。というわけです。F△7にするアプローチもあるにはありますが、試してみるとわかりますがサウンド的にどうもしっくりこない。というわけで。
さて、練習内容の解説に戻ります。1,3,5,7とか数字が書いてありますね。これを強く意識してください。これは、その音がコードの第○音にあたるかを書いたものです。1,3,5,7というのはつまり、1度(ルート),3度,5度,7度だ、ということです。減3度とかそういう細かいとこは省略しています。
前回までに触れたように、アクセントも少し注意してみてくださいね。
まずはこの練習をみっちり。咄嗟にコードと構成音が出てくるようになればOKです。
次は、上の譜面では "1から始まっている" ところを "3から始まっている"ようにしてみてください。すると、 3-5-7-1 という順番になりますね。それが終わったら 5-7-1-3。 7-1-3-5。という風に。これを「転回形」と呼んでいます。
非常に重要な練習なのでぜひ時間をかけてみてください。
今回(#4)からコードトーンを使ったアドリブの練習を始めますよ。
はい、「練習」です。
前にも書きましたがジャズは覚えゲーの側面が強いのです。
特になんちゃってジャズメンにとっては覚えることが上達の近道です。
コードトーンによるアドリブとは、
- その場のコードにあった 構成音 のみを使うアドリブのこと
- 「その場」というのは、演奏している箇所のこと
- 「構成音」というのは コードの基本構成音 (3~4つ ジャズだと4つが多い)のこと
#3で触れたブルーススケールは 6音で構成されていたことを思うと、4音しか使えないわけで、なんともはがゆいのですが、これがいい感じになってくるはずです。「制約のなかに芸術あり」ですよ。
さて、「その場にあった」ということは、ブルースの場合、ほとんど毎小節コードが変わっている上に、最後の2小節などは、2拍でコードが変わっています。とても忙しいのです。だから考えているとどんどん先に進んでいってしまうので、ぱっぱっ、と構成音が出せるように練習をする必要があります。
というわけで まずはこの練習をしましょう。(楽譜クリックして拡大)
ところで、気がついたかもしれませんが、コードが変わっています。F7だったところがF6になっていますね。
この理由は…説明すると細かくなりますので、以下聞き流してください。理屈とか狙いがわからなくても、特に問題ありません。パターンみたいなもんです。以下、細かいとこは割愛してバッサリと。
この曲のキーは "F" です。また、B♭も出てきます。F→Bbというコードがあるとき、ここは4度上行進行なので、ぜひとも F7 にしたいわけです(ドミナントモーション)。しかし、もともとのコード進行はなんでもかんでも F7になっていて、B♭へのドミナントコードの影が薄くなってしまう。ということは、重要でない F7の部分をほかのコードに変えるという発想が出てきます。キーはF、ということでしたから、Fのトニックコードとして F6を選んだ。というわけです。F△7にするアプローチもあるにはありますが、試してみるとわかりますがサウンド的にどうもしっくりこない。というわけで。
さて、練習内容の解説に戻ります。1,3,5,7とか数字が書いてありますね。これを強く意識してください。これは、その音がコードの第○音にあたるかを書いたものです。1,3,5,7というのはつまり、1度(ルート),3度,5度,7度だ、ということです。減3度とかそういう細かいとこは省略しています。
前回までに触れたように、アクセントも少し注意してみてくださいね。
まずはこの練習をみっちり。咄嗟にコードと構成音が出てくるようになればOKです。
次は、上の譜面では "1から始まっている" ところを "3から始まっている"ようにしてみてください。すると、 3-5-7-1 という順番になりますね。それが終わったら 5-7-1-3。 7-1-3-5。という風に。これを「転回形」と呼んでいます。
非常に重要な練習なのでぜひ時間をかけてみてください。