[なんちゃってジャズピアノ] #1Fブルースをやりましょう(左手編) | 白鍵と黒鍵のスキマから

[なんちゃってジャズピアノ] #1Fブルースをやりましょう(左手編)

というわけで、さっそく第一回です。

ジャズはとにかく練習が肝心。クラシックももちろん練習は必要ですが、ジャズの場合、理論を体に馴染ませる、というようなタイプの練習になってきます。簡単にいうと、ジャズは直感系覚えゲーなのです。このへんはそのうちイヤというほどわかります。

で、「まずはCメジャースケールからはじめましょう」とか言いたいところですが、つまんないと思うので、即興演奏って難しくないよ!ということを伝えてみたいと思います。私もまずはここからやりました。だって楽しいもん。

今後、すべてを一から説明するのは無理があるので、楽譜は読めることを前提とします。あと、コードネームも読めるだけは読めることを想定しておきたいと思います。コードについてはジャズの肝だとも言えるのでちょくちょく説明は足すかも。

で、最初に取り上げるのは「Fのブルース」です。

Fの、というのはキーがF、ということです。キーがFですと、長調の場合、これをFメジャーと呼び、♭が1つつきます(つまり「シ」の音が♭になります)。

ブルースは12小節で出来ていて、いろいろなコードが考えられるのですが、基本中の基本は以下のようなものです。ジャズブルースのお決まりパターンです(その他、ロックブルースなどは C7 B♭7 の逆進行があったり D7みたいなものは使わないとかいろいろあったりします)


F Blues

ヘ音記号になってますが、左手の伴奏の例だけを示してみました。ジャズが難しい、と思われる理由のひとつに、あるコードを弾くときにどう弾いていいかが(しばらくは)わからない、というものがあるかと思います。いまは小難しいことを考えずに、上の通り弾いてみてください。なにしろジャズは覚えゲーです。

右手はまだ何も入れていませんね。それでも、なんとなく左手の響きがカコイイ、というかジャジーな気分がしませんか。

念のためコードの読み方を説明しておきます。F7 は「エフ・セヴンス」と読みます。B♭7は「ビー・フラット・セヴンス」。他も同じなのですが、 Gm7は「ジー・マイナーセヴンス」といいます。F,B♭,Gの部分はコードの「根音」を示しています。F7なら根っこの音はファだ、ということです。これをルートなどと呼びます。

「7」とか「m7」はコードの種類を示します。もちろん "G" とか無印のコードもあります。いまはまだ、考えるのはやめにしましょう。読み方だけ覚えておくと、会話が出来ます。「あのジーマイナーセヴンスのとこ、ヤベエよ!」みたいな。

まだ、まだですよ。右手はまだなんです。まずは左手をかっちり弾けるようにがんばってください。上の楽譜には繰り返し記号はありませんが、ガンガン繰り返しましょう。トリップするまで繰り返しましょう。すると覚えやすくなりますから。

あと、楽譜では全部 全音符で示していますが、リズムは好きなようにいじってください。楽しみのひとつですからね。好きなように料理してください。

とりあえず、上の例を演奏してみたものを添付します(あの…mp3がアップしたかっただけなのに動画じゃないと受け付けてくれないし、おまけにffmpegで mp3→flv/mp4/wmv変換してアップしたら悉くアメーバビジョンは「変換に失敗しました」とかいうし…ニコ動さんに迷惑をかけて大袈裟な感じになっちゃって申し訳ないような。amebloさんなんとかして><)。