局部を巡る物語 | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン
昨日東映試写室で観た国沢実監督の「陶酔妻」。
局部を巡る物語で、自分は物語の鍵を握る野田恭一郎を演じている。
出演シーンは多くないが、とても良い役だ。
自分はこの「陶酔妻」を脚本の段階で傑作になるのでは?と予感していたが、観てその通りになったと思った。

昔ロマンポルノで「赫い髪の女」という神代辰巳監督の傑作があった。
脚本荒井晴彦さん、原作中上健次さん、主演は宮下順子さんに石橋蓮司さん。
ポルノ映画の歴史に燦然と輝く作品だが、この「陶酔妻」も負けない位相当高いレベルの作品なのではないかと思う。

撮影は飯岡聖英さん、脚本は高橋祐太さん、女優は美泉咲さん、星野あかりさん。
皆さんの最高の仕事がひとつの作品になった。
ピンク映画だからと敬遠されないといいな。
でもされちゃうんだよなー、それが残念。