EX1-2:Javaでプログラミング(コマンドプロンプト編) | Java入門メモ

Java入門メモ

Javaの基礎知識についてゆるゆると書いています

※初めてこのサイトに来た方は

↓Java入門メモについて(必読)を読んでください。

http://ameblo.jp/javareference/entry-10815079120.html




1.プログラムの入力



 まず下準備としてデスクトップに空のフォルダを一つ作っておきましょう。


名前は何でも構いません。


では、実際にメモ帳にプログラムを書いてみましょう。


class HelloWorld {
	public static void main(String[] args) {
		System.out.println("Hello World!!");
	}
}


 これで完成です。


大文字と小文字、半角と全角、スペースは区別されるので


間違えないように入力してください。


特にスペースや記号は全角のまま入力するとエラーになってしまいますので


必ず半角で入力してください。



2.javaファイルの保存


 先程デスクトップに作ったフォルダの中に。


このメモ帳を保存します。


このメモ帳のファイルにHelloWorld.javaと名前を付けます。


javaファイルはClass名と名前を同じにしないといけません。


↑の文の「class HelloWorld」という部分がclass名です。


ここでも大文字や半角全角を間違えないように注意してください。


 保存をする前に「ファイルの種類」欄を


「全てのプログラム」に変えて保存してください。


(変えないで保存すると


HelloWorld.java.txtみたいな名前で保存されてしまいます)


Java入門メモ-名前をつけて保存



 保存したファイルのアイコンを右クリックして「プロパティ」を見た時


ファイルの種類が「テキストドキュメント」ではなく


「JAVAファイル」となっていればOKです。


Java入門メモ-HelloWorldのプロパティ
「JAVAファイル」になっているので成功



Java入門メモ-HelloWorld.javaのプロパティ
「テキストドキュメント」と書いてあるので失敗



3.コマンドプロンプトの起動


次にこのプログラムを実行してみましょう。


↓のどちらかの方法で「コマンドプロンプト」を起動します。


1、デスクトップ左下のスタート(Windowsのマーク)


2、ファイル名を指定して実行

Java入門メモ-ファイル名を指定して実行を選択


3、入力欄にcmdと入力するとコマンドプロンプトが起動


Java入門メモ-ファイル名を指定して実行



 または


1、スタート


2、すべてのプログラム


3、アクセサリ


4、コマンドプロンプト

Java入門メモ-コマンドプロンプトの選択

4.作業ディレクトリの変更


 コマンドプロンプトが立ち上がったら


「cd 」(←半角スペースが3文字目に入っている)とキーを打ちます。


↓こんな感じになります。まだエンターキーは押さないでください。


C:\Documents and Settings\user>cd


「user」の部分はユーザー名です。「Administrator」になっている事もあります。


Java入門メモ-cd


 次に、コマンドプロンプトの中に


デスクトップに作ったフォルダを投げ込むようなイメージで


デスクトップに作ったフォルダをクリックしたまま


コマンドプロンプトの中へ入れてください。


そうすると、そのフォルダのアドレスが


コマンドプロンプトに入力されます。


↓こんな感じになっているはずです。


C:\Documents and Settings\user>cd "C:\Documents and Settings\user\デスクトップ\デスクトップに作ったフォルダ名"


Java入門メモ-フォルダを投げ込むイメージ
フォルダをコマンドプロンプトへ入れる前


Java入門メモ-フォルダを投げ込んだ後
コマンドプロンプトへ入れた後



 そのままエンターキーを押してください


成功すると、↓こんな感じでコマンドプロンプトに表示されるはずです。


C:\Documents and Settings\user\デスクトップ\デスクトップに作ったフォルダ名>


Java入門メモ-作業ディレクトリの変更成功時

↑先頭に先ほど入力したcd が入っていません。



5.コンパイル


次はコマンドプロンプトに


javac HelloWorld.javaと入力してエンターを押してください↓


C:\Documents and Settings\user\デスクトップ\デスクトップに作ったフォルダ名>javac HelloWorld.java


Java入門メモ-javacHelloWorld.java


 何もエラーが出ないで


C:\Documents and Settings\user\デスクトップ\デスクトップに作ったフォルダ名>


と表示されれば成功です。


Java入門メモ-コンパイル成功



成功するとデスクトップに作ったフォルダの中に


javaファイルと同じ名前の「class」ファイルが作られます。


これを「コンパイル」といいます。


Java入門メモ-classファイルの生成確認



 エラーが発生すると


コマンドプロンプトに原因とエラーが起こった行番号が出てきます。


エラーの原因とは違う指摘をされて戸惑う事もあるので

慣れるまではエラーメッセージは「参考程度に」見ておいて

自分で打ち込んだ文を見ながら自力で間違いを見つける事をお勧めします。

英文字がずらっと出てきた時も失敗です。







「'javac'は内部コマンドまたは外部コマンド、


操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません」


というメッセージが出たら


環境変数PATHの設定を見直してみてください。


 PATHで設定した場所に


「javac」というコンパイラツールが無いという事も考えられるので


Java本体もしくはjavacファイルがある場所を探してみてください。


~Java\jdk1.6.0_24\binという感じのアドレスです。



6.Javaのダウンロード


 もしかしたらJava本体がパソコンに入っていない可能性もあるので


↓その時はここからJava SEをダウンロードしてください。


http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html

色々ありますがJava Platform (JDK)をダウンロードしてください。

Platformを選ぶ欄には

OS(WindowsやMac、32bitや64bitなど。大体の人は32bit)を入れて

I agree to the Java SE Development Kit 6u24 License Agreement

(ライセンス規約に同意)

にチェックを入れてからダウンロードしてください。

Java入門メモ-JavaSEダウンロード.PNG
↑Java Platform (JDK)をクリック


Java入門メモ-JavaSEDevelopmentKit6u24no1.png
↑パソコンのOSをPlatform選択欄に入れる


Java入門メモ-JavaSEDevelopmentKit6u24no2.png
↑I agree to the Java SE Development Kit 6u24 License Agreement (ライセンス規約に同意)
にチェックを入れる。
Continueを押して次のページへ


Java入門メモ-Download Java SE Development Kit 6u24.png
↑jdk-****-windows-i586.exeをクリックしてダウンロード開始


Javaはインストールしないと使えないので


先にインストールを済ませておいてください。


ダウンロードしたJavaのアイコンをダブルクリックすると


インストールが始まります。


インストールの設定は初期設定のままで進めてOKです。



7.プログラムの実行


最後にコマンドプロンプトに


java HelloWorldと入力してエンターを押してください↓


C:\Documents and Settings\user\デスクトップ\デスクトップに作ったフォルダ名>java HelloWorld


Java入門メモ-javaHelloWorld



すると


Hello World!!


とコマンドプロンプトに表示されます。


Java入門メモ-実行成功



これで、このjavaファイルを実行した事になります。


javaでファイルを実行する時はコンパイルしてclassファイルができてから


初めて実行できるようになります。


javaファイルに追加記入をした場合はコンパイルをし直す必要があるので


忘れずにコンパイルをしてから実行してください。


長くなってしまいましたが、ここから先は簡単に説明していきます。


最後までお読みいただきありがとうございます。



番外.作業ディレクトリの設定方法


 蛇足ですが


cd を毎回コマンドプロンプトに入力しなくてもいい方法をご紹介します。



まず最初にコマンドプロンプトのプロパティを開きます


 1、スタート


 2、すべてのプログラム


 3、アクセサリ


 4、コマンドプロンプトを右クリック


 5、プロパティをクリック


Java入門メモ-コマンドプロンプトのプロパティの選択


 6、「作業フォルダ」欄に普段cd で入力するアドレス


(Javaファイルを普段保存する場所)を入れれば完了です。


初期設定では%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%というものが入っています。


Java入門メモ-初期作業ディレクトリの変更