トラウマ
ご訪問ありがとうございます。先日、病院ボランティアに向かうために非常階段を上がっているとピロッ ピロッピロッと聞き覚えのあるアラーム音が響いてきてすごく嫌な感覚に襲われました。その音は抗がん剤の投与時に使われていた輸液ポンプのアラーム音でちょっとした衝撃でけたたましく鳴りだすので本当に厄介でした。久しぶりにその音を聞き抗がん剤を投与していた時の気分まで思い出してしまいました。非常階段から廊下に出ると目の前にその音の出ている輸液ポンプをつけた点滴台を持っている入院患者さんが立っていました。医療行為の出来ない私にはどうする事も出来ず看護師さんか医師を呼ばないとと焦っていると外来に向かう医師の後ろ姿が目に入り「先生!お願いします!」と声を張り上げて呼びました。事態に気がついた医師はすぐに音を止めてくれました。たったそれだけの出来事でしたが長い闘病生活で耳にしていた音を聞くとその当時の記憶がよみがえってきます。辛い治療があっての今ですが…