普段どおり、会社に行って、打合せのため外出し、cafeへ。
コーヒーを飲みながら話をしていたまさにそのときの地震。

日常が一転非日常へ。

緊急装置が作動し、開かない扉。
もう一回でかいのが来たら、死ぬな。。。
数時間の間、ぐらっとくる揺れに怯えながら皆がそう思ってたに違いない。
それでも声を掛け合い、cafeの中はすごく冷静だった。

そこから2時間ほどかけてバスで池袋へ。
普段なら10分かからない距離。

池袋から徒歩で渋谷に帰る間、繋がらない携帯を握り締め、
大切な人の無事をただただ願う。


2時間以上歩く中、明治通り沿いで声を掛け合う人の姿。
トイレを開放する企業や施設。
混雑の中で、悲壮感と必死さと暖かさが混在してた。



渋谷で、いつも行くバーは、帰れない人のためにお店を開放。
店内の明かりは極力抑え、ニュースを放映しながらも
暖かい言葉で迎えてくれた。

おそらく皆が皆初めて経験する夜。
もちろん私も。
ひとりで6階の部屋に帰るのはさすがに怖い。
人といるだけで、こんなにも心強いのかと実感できた夜。




次々と起こる信じられない出来事。
避難所の映像、家族を探す現地やSNSの叫び声に本当に心が痛い。
絶望を感じさせる悲惨な映像に、涙が出る。



今、できることは何か。

まず、モノでもボランティアでもなく、募金を。
モノは然るべき機関によって配送・支給されています。
訓練を受けた機関ですら危険と隣り合わせの中で作業をする今、
ボランティアは混乱を招くだけです。

そして節電。
都内でも、いまだに余震は続いていて、やっぱり不安な眠れない夜。
火の元に気をつけるのはもちろんだけれど、少し心を落ち着けて、
そう思って私はキャンドルを灯して眠くなるまで待ちました。
明日に備えるW/Z節電。

あとは心のケア。
都内は日常と非日常の間を揺れながらも、
落ち着きを取り戻している。
でも、本当に大丈夫??
昨晩、夜中に鳴った近所の友達からの電話。
ひとりで過ごす夜、被災地の悲惨な姿に泣きじゃくりながら、
パニックに陥って過呼吸状態。

東北の悲惨な状況に必死で生きる人たちに比べて
都内にいた人は被害も小さいのに。。。なんて、
少なくともメンタルではそんなことない。
気丈に振舞える人もいれば、体感した地震、
体感せずともメディアから溢れる悲惨な情景や情報で
心が平静を保てなくなる人だっている。

私の友人が働く病院では、おじいちゃんが発作を起こしました。
でも、おじいちゃんはナースコールを押しませんでした。
隣のベッドの人が異変に気づき一命を取り留めたおじいちゃん。
押さなかった理由は、「地震でこんなに大変なときに、
自分のことで人様に迷惑をかけられない」

震源から遠くいる皆さんも、どうか周りを見渡して。
被災地への支援はもちろんのこと。
でも、身近なところにも、声には出さなくとも
助けを求めている人がいるかもしれない。
ミクロとマクロの視点で見極めてください。



いつもと少し違う月曜日。
仕事をしながらも、皆心を痛めています。

どうか、ひとりでも多くの人が助かりますように。
心より祈っています。