これまでさせて頂いたコンサルテーションの中で思う事は、
本当にやってくるクライアントさんは自分の鏡だなと思うぐらいに
同じテーマを抱えてらっしゃるということです。



みなさん、見た目ではタイプはバラバラに思えるのですが
話しを聞くと共通項が見えてきて、
コンサル中、私昨日と全く同じこと言ってるけどこれ夢かな?
など思ったりします。(笑)



これが、初めは「偶然」ということに驚き興奮するだけでしたが
次第にそりゃそうだなぁ、という風に当たり前に受け止めていく感じになっていきます。



この世には、水面下の世界が必ずあるということが
身をもって受け入れられるようになっていくんです。





学びあうために、人と出会い関わっていて、
どんな出来事の裏にも私たちに気付いてほしいメッセージが隠れている。



そんな風にこの世界を眺め出すと謎解きパズルのようですね。





私の話しで言えば、かなり以前の仕事で辛い環境にあり、

身体のボロボロさは深刻で毎日毎日なんだか辛くて泣きたくて

朝起きて一日の始まりを疎ましく思うばかりでした。


そしてそんな自分を自分自身が重苦しく思っていたんです。

だけど、それらを深く考えるのもどこかでやめていました。

生きるためにはそれは邪魔なことだとその時は判断したんです。


だけど、ある朝もう本当に耐えられなくなって、内側からの拒否と怒りをセーブできなくなった私は
机の上の物を怒りの力で全部払いのけて、泣きわめいていました。


自分の内側のコントロールできない部分を
コントロール不能なままに解放してあげた形です(もちろん部屋に一人の時にです)



するとどうでしょう、長らく続いた辛い環境がみるみる改善していきました。


そして、時が来て自然とその仕事からは離れることになりました。



この時気付いたことは、内側にある感情は味わってあげたほうがいいということでした。
出来事は私に、怒りやどうにもならない苦しみの感情を教えてくれたのです。


その解放の最中、これが怒りかとか、これが得体の知れない苦しみというものなのかと感情を味わいきると、心底もうこの学びお腹一杯です!!って天に言えました。(笑)


もう十分、なので過ぎ去ってくださいと宣言すると、人間関係でこじれていたものが、あまり問題とならなく

なったり不思議と問題は解決されていきました。





泥臭い方法ですが、人間らしい方法とも言えますね!



その時使っていたボトルがペールバイオレットのサンジェルマンというボトルでした。






怒り(レッド)と抑圧(ブルー)を掛けあわせた色を体験していたわけです。
そしてそのボトルの恋人役のボトルがB58レディポルシャであり、
キーノートには「裁くなかれ、あなたがもし裁かれたくなければ」というものがあります。




私はこの件で、もう一つ気付いたのが、人を裁いてはいけなかったという事でした。

他でもない自分の為に。相手に見ているのは内側の自分。


それを裁くというのは回りまわって自分を裁いているのと同じなのではないでしょうか。

そして、”貴方が悪い、私は正しい”という心の会話では、

いつまでたっても問題解決に辿りつかなかったのです。

良い、悪いは緊張を生みます。



自分にストレスを与える人がいたとしても、その人を裁くのは賢明ではなく、
いずれ役割を替え、自分が誰かにストレスを与える側になることもあるし

自分を叱責した人がいたとして、時間が経てば自分もその人と同じ言葉で誰かを叱責するようなことは私たちには多々あるのではないでしょうか。


そしていずれ両方の体験をしたときに統合の学びがやってきて、過去を許せて、両方の経験から

これまで選んで来なかった新しい手段を使うようになったりして、本当の意味で理解がやってくるんだなぁと思います。


それを、じっくり人生の時間を掛けずに、創造空間上で問答するのがセラピーでもあると思います。

客観視の精度をあげて、自分の人生を遠巻きに観察する。そこから気付きを導き、統合していく。



そういう意味で、気付きは人生を変容、加速させるのだと思います。