いよいよ、本格的な攻撃隊がやってきました
午前7時15分ごろ
米空母雷撃隊の攻撃が終わります。
源田
「いくらやってきても大丈夫だ」
無傷ですからね。
ところが、一息つくまでもなく、
哨戒機から
『敵大編隊見ゆ』
この日、上空は大半が雲に覆われていました。
源田は、雲の下にいる零戦隊を
上空に移動させたかったんですが、
上空が見えないので誘導もできないし、
無線電話そのものもよく通じないんです。
ここで、日米の装備の差を
アメリカ
実用化された対艦、対空レーダーあり
艦対艦、艦対空、空対空の性能のいい無線電話あり
日本
レーダーは試作の段階で【伊勢】と【日向】のみ装備
艦対艦、艦対空の無線電話あり
ただし、艦対艦がやっと使える程度で
艦対空は欠陥があってほとんど使えない
7時19分、【飛竜】見張士吉田少尉が絶叫します。
「敵急爆の編隊左30度、【加賀】に向かう、高度4000」