11日ぶりに救助された老犬、救出が困難です | 被災地動物情報のブログ

11日ぶりに救助された老犬、救出が困難です

多くの方から

「がれきの中から救出された犬が殺処分されそうです」

とのメールが届きましたが、

ソースがはっきりしないため

その後の報告など遅れていました。


※情報提供先(ごめんね、ありがとう、ありがとう)

http://ameblo.jp/yukei12/entry-10844115509.html



※岩手日報で取り上げられました。

「11日目に救出された奇跡の犬」

http://ameblo.jp/japandisasteranimals/entry-10839709064.html



このワンちゃん、

かなりの老犬ですが

震災のストレスから人を噛みます。


そして飼い主さん自身も被災され、

家も何もかも失われ

泣く泣く飼育を放棄されました。



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実は緊急災害時動物救援本部の方からも

「人を襲う動物に関しては処分が明らかでない」

と聞いていたのでこの記事を読んだ時に

ちょっと気になってました。


当時、凶暴な犬や飼い主が現れない動物を

アメリカに移送してもらおうとかけあったのですが

「保健所の動物は拾得物、器物なので海外に送れない」

(まだ飼い主さんが現れない段階です)

とのお返事を受け、

また当然ですが人をかむ犬は法律で

飼い主さん以外の引き取りを認められていないため、

どうしたものかなーと考えていました。


そのあと、日本の動物愛護活動家や

コンタクトのある団体さんから、

「無事にこの子を引き取ってくれる団体が見つかりました」

との返事を受けていたので一安心していたのですが、

どうやらまだ保健所さんが難色を示されているそうです。


動物愛護団体さんは

私も代表とコンタクトを取っている、

新潟のとても誠意のあるグループで、

「ある程度しつけが入れば譲渡に。

もし直らなければウチの敷地で一生面倒をみる」

とおっしゃってるのですが、

なかなか保健所さんサイドからOKが出ません。



※このワンちゃんの経過を見れるブログです

「みゅーちゃんのブログ」

http://ameblo.jp/mewpoppo/entry-10845411446.html#cbox



確かに日本犬はしつけ直しが他の犬種に比べると難しいです。


でも苦労して生き延びた子です。

受け入れると言う場所があるなら、

生かしてほしいです。


動物は人が生かそうとしないと

生きれないのです。


このブログでも

このワンちゃんの行方に注目していきたいと思います。


【お願い】

今後、このようなワンちゃん、

ニャンコの事例が増えていくと思います。


どうしても飼育を放棄しないといけない飼い主さんは、

保健所さんに「飼育放棄の届け出」を出す前に、

動物愛護団体さんに相談されてみてさい。


人になつかない動物は、

飼い主さんが飼育放棄された後だと、

保健所からの引き出しが難しくなるそうです。