【耳をすませば】おじいさんの鍋焼きうどん | 日本アリス教本部移転

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「大好きだ!」「結婚しよう!」等の恥ずかしい台詞でお馴染みの名作「耳をすませば」。
「キヤー!!」と叫びつ目を覆いつも、つい見てしまう不思議な魅力のジブリ作品。

そんな「耳をすませば」から、しずくが初めて書いた小説を読んだ後で、
聖司くん祖父がお祝いに作ってくれた鍋焼きうどんを再現します。


お手本シーン。

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おじいさんの手許アップ。

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ジブリに出てくるご飯はいつも美味しそうなんだけど、
それは「絵がきれい」なことに加えて「それを食している背景」がしっかり描かれていて、
その所為で余計に美味しそうに感じるんだよね。


しずくちゃんが、拙いながらもがんばって書いた小説を読み、
こそばゆい気持ちや、彼女を愛しいと思う気持ち、
孫と親しく交友してくれていることへの感謝、そして何より作品の完成を祝う気持ち、
そんな色んな感情を自分の中でめぐらせながらおじいさんが作ったであろう料理。

同じ気持ちは無理だけど、しずくちゃんのことを思って作りました。


取り敢えず、うどんを打った。

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劇中ではおじいさんはうどん打ってないと思うけど、
でも時間があったら作ったと思うんだな。この人なら。

という拡大解釈で、手打ちうどん。


飾り切りも抜かりなし。

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包丁で細工。器用になったもんだ。


しかし実は、何よりのネックだったのはこれ。

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焼きかまぼこが全然売ってない!

正月近いという時期もあって、日本食スーパーに行けば紅白かまぼこは割とあったんだが、
島中全部の日本食スーパーを回っても、焼きかまぼこは1つしか見つからなかった。
こればっかりは中華スーパーにも売ってないだろう。

結局選ぶ余地なく、恐らくマンハッタンで店頭にある最後の1本を片桐にて購入。
8ドルくらいしたような記憶。何のブランドでも無いかまぼこごときに8ドル・・・
この探し物と買い物に、自分の中の無駄な意地と拘りを見た気がした。


という地味過ぎる努力の結果出来上がったのがこちら。

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かつおと昆布から出汁を取り、うどんを手打ちし、
世界最大級の街唯一のかまぼこを贅沢に使用した逸品です。

手間暇がかかっているという贔屓目もあったとは思いますが、
やさしさに満ちて、心身ともにほっこりする味でした。
鍋焼きうどん、実はかなり久しぶり。3年ぶりくらいかも。美味しかったです。


なお、飾り切りで余った食材は炊き込みご飯にして、たーくんの朝御飯おにぎりに。

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出汁をとったかつおと昆布は佃煮にして、これもたーくんの朝御飯おにぎりの具に。

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これもニコニコ動画やってて良かったなと思うことなんですが、
あそこには何となく「食べ物を無駄にするな」という風潮がありまして。

「余さず使ってます!」ということを示すためにも、
半端に残ったものを有効活用するところまで動画にしているうちに、
有効活用癖がつきました。これはほんと、お蔭さまです。


てことで、完成した動画はこちらです。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16436771