ぼくには友達がいる。
ネパール人の友達がたくさんいる。
なんでかって、バイト先に沢山ネパール人がいるからだ。
遊んだりするとネパが別のネパを連れて来て友達になったりもする。
ネパール人は、日本と同じアジアの人やけど顔が濃い目の人や薄めの人など様々いる。
そしてぼくの友達のネパ達は男女問わずみんな可愛くて日本語が上手。
なんかあるとすぐにハヤシサ〜〜ンって寄ってくるし、イケメンのスサンってやつは用がないのにハヤシサンを何度も呼ぶけどなんやねんって。
アヌパってゆー女の子は、スサンとネパール語で話してる途中で急に日本語に切り替えて
「ネェ ハヤシサン!」
ってぼくのほうに同意を求めてくる。
わかるわけないやろ!!!!!!!
だからぼくはいつも
「ほんまそれやわ。」
って返す。
そして、そのネパ達の中でも群を抜いて可愛くておもろいのがタラちゃん(男)である。
タラちゃんはとにかく一字一句が可愛い。
「アノネェ!ソレハネェ!ワタシ 仕込ミヤリマシタ。ダカラァ〜モゥイデス!」
「タラちゃんこれ間違ってんで?」
「エェ!ソデスカァ!!ナンデェ?」
「これが◯◯で××やから※※やねんで」
「オ〜ソナンデスカァ。ワタシィマチガエマシタネッ ジャアーハヤシサン直シテクダサイ」
「なんでやねん!おれこれせなあかんのやぞ!」
「エェ!ワタシモ 肉切ラナイト アカンデスネェ!オ願イシマスハヤシサ〜ン!★」
「甘えんなよ!」
ネパ同士の会話
「यो आज व्यस्त थियो। बेकारी तपाईं धेरै चार्ज छैन भने」
「म आगन्तुक गर्न प्यारा भनिएको थियो」
「म धेरै राम्रो イラッシャイマセーभान्सा छु」
「切り替えほんま器用やな」
「यसको लागि बधाई विश्वविद्यालय पारित」
「कसले पिउने पार्टी हुनेछ」
「म यो पक्कै ワタシノトモダチ थियो लाग्छ」
「なんでそこだけ日本語やねん」
「hahaha!!!」
まじ好き。
タラちゃんの片言の日本語は癖がありすぎるから真似して喋ってたらクセになっちまって、最近自分も片言になってきて焦ってる。純日本やのに。
タラちゃんはぼくが先にあがって帰るときいつも、
「モゥ帰ルノ?外ハ寒イダカラ気ヲツケテクダサイッ」
って言ってくれる。
だからぼくはめっちゃ気をつけてる。
そんな優しくて可愛いタラちゃんも、今月末でバイトを辞めちゃうの。ショックすぎる。
こないだ、辞めても絶対遊ぼうって約束したら
オォ〜ソデスネェ!
って言ってくれた。大学頑張って、2020年のオリンピックの時ホテルマンとして大活躍してほしいな。
そんなおもろくて可愛いタラちゃんやけど、白ご飯の上にタルタルソースだけをたっぷりかけて食べるデブ飯だけは絶対許さんからな…。