たった1%を残して、こうして99%の恐れの感情が私のなかから無くなった・11 | 読むカウンセリングセラピー

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 人が悟りの境地に至るまで、山あり谷ありの人生。
    そして、やっぱり与える生き方を選んだ。 
    泣いてもいい、怒ってもいい、人間らしいじゃない。
    どんなあなたも愛らしいんだよ。

人がどのように心の灯りを見失い、
どのように克服していくのか?
きっと、多くの方の役に立つと思うので、
私自身の体験を綴っています。

福岡に住んでいる父が入院をしたと連絡があり、
逢っておこうと思い、実家に戻ったのが今月になってから。

5月に戻った時とは別人のようになっている私に、
家族はとても喜んでくれました。

実家に戻って数日たった日のこと、
実家に一人になった時間がありました。

パンツ一枚になって、
遊び心で体重計に乗ってみる。

誰もいない時間があった
福岡での出来事でした。

「誰も見てないよね?」
ふと、そう思って振り返ると、
仏壇に目が留まった。

ご先祖様が眠る仏壇に近づき、
あらぬ姿で覗き込んでいる私は、
そこにどれほどの時間、
立ちつくしていたのだろうか?

ご先祖様の眠る仏壇の奥に置かれている
金の仏像に目が届き、

なぜか無性に触りたくなり、
「触ってもいいですか?」と言いながら、
恐る恐る触ってみた。

罰が当たらないかなと思いながらも、
その衝動は止まりません。

そっと触ると、心が開放するのも感じたし、
深く深く沈み込むような感覚さえあった。

言葉でどう表現していいのか分からないけれども、
一瞬、私の中から時間が止まってしまったのです。

姪っ子が学校から戻り、
「ただいま!!」の声で我に返り、
自分の姿にびっくりして慌てて服をつける私。

不思議な体験をしてしまった私であるが、
その姿を思い出せばおかしくって仕方がない。

ただ、この時に何とも言えない熱いものを感じた。
何か偉大なものを感じたのです。
次の瞬間、「あっ、自立だ!!」

私は、埋まらない寂しさを満たしてもらおうと、
人を心の中に置き、依存してきたことに気づいた。

この気づきが私に大きな変化を生んだ。

不思議な感覚を体験し、
私の心がさらに楽になった。

沖縄に帰る当日、
篠栗山に妹夫婦と足を運んだ。

子供の頃から何度となく通った山寺。

祈願をしてもらい、
その帰りのあぜ道にお地蔵さんが並んでいる。

妹がお地蔵さんの前に置かれているザルにポンと一円玉を入れ、
お地蔵さんの手にタッチした。

「何やってるの?」と聞くと、
「タッチ地蔵だよ♪」と妹は言う。

「この手いいことあるんだよ」と言うので、
私もザルに一円玉を投げ入れ、ハイタッチ!!

妹が続けて言う。

「りえ姉ちゃん、神宮とか神社は自分の足で行って、
お祈りするでしょ?
でもね、お地蔵さんってその人の所まで
足を運んでくれるんだってよ。
だから、お地蔵さんを見かけたら、
あっお地蔵さん!!って気づいてあげて、
軽く頭を下げた方がいいってよ☆彡」

なるほど・・・。

帰り道に並ぶ何体ものお地蔵さんに、
私は頭を下げ続けたわ。

福岡で不思議な体験をし、
沖縄に戻ったときには、
私はほぼ99%の不安の気持ちや
恐れる気持ちがなくなっていました。

これを読んでいる、
私をよく知る友人等は、
「りえ~何で1%残すかな~」
ってきっと笑うでしょう(^_-)-☆

しかし、今はこれでいいんです♪
1%のいたずら心はまだ取っておきたいので(^_-)-☆

(つづく)

順風万班な私の心に影が出来て、奈落の底に転落し、
どのように克服し、目視できるほどのオーラが出るまでを綴っています。
きっと、多くの方の役に立つと思うから。