JFLの各クラブ・サポーターの皆さんへ
JFL開幕の筈だった3/13。その二日前のあの瞬間までは、逸る気持ちを抑えきれなかったり、準備に追われていたりしながらも、サポーターの皆さんは開幕を心待ちにしていたと思います。
しかし、3/11に起きた東日本大地震によって、状況は一変しました。
被災地の凄惨な状況で、被災地以外でもニュースは連日震災を報道し、生活には電力不足や品不足など大きな影響がありました。
そして、私達サポーターはFootballのない週末を何度か過ごすことになりました。
それから一ヶ月以上が過ぎ、ようやく今週末に、私達のJFLが開幕します。
自分達の愛するクラブの試合を応援できることが、当たり前のようでとても幸せなことだと、改めて感じる開幕戦になることでしょう。
しかし、この開幕を一緒に迎えられない仲間がいます。
震源地から近い宮城県・多賀城市に本拠地を置く、ソニー仙台FC。
2011シーズンの前期の参戦を取りやめ、後期からの参加もいまだ不透明な状況です。
これまでの生活を取り戻すため、街や工場を復興するために懸命に取り組んでいて、Footballをするどころではない状況なのだと思います。
しかし、Footaballを通じてで知り合った同じリーグの仲間が、開幕をともに迎えられないことに心を痛めています。
そして、被災地にあるJFLの仲間が大変な状況だからこそ、実際の支援活動だけでなく、日本サッカーを愛する者として私達サポーターは応援の力で何か彼らのエールとなる活動ができないかと考え始めました。
仙スタや宮スタ、そして各アウェー会場で彼らが贈ってくれたコールは、忘れることができません。
今度は、エールを贈るのは私達の番です。
今シーズン中にかけて、私達JFLサポーターは色々な活動を模索しながら、ソニー仙台の選手・監督・スタッフ・サポーター、クラブに係わる方々に向けてエールを贈っていきたいと思います。
応援するクラブの垣根を越えて、是非とも各クラブのサポーターの皆さんに活動にご協力いただき、ソニー仙台へのエールの声を日本中から集め大きな輪を作っていけるようになれればと願っています。
きっと、JFLのそれぞれのクラブを応援してきた皆さんは、サポーターの声援が試合を勝たせたと感じる経験をしたこともあるのではないでしょうか。
エールを贈ることが直接何かの手助けになるわけではありませんが、必ず被災地の仲間達へ想いは届き、私達のJFLの姿を取り戻し、更により良いリーグになるための原動力になる筈です。
一つ一つは小さくとも、集まれば大きな力になると信じています。
JFLサポーターの皆さん、ソニー仙台をはじめとする被災地へのエールとなる活動に、何卒ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
JFLサポーター
(順不同)
ROSSO(浜松・ホンダ)
SAGAWA SHIGA FC 応援有志