少し話が横道に逸れるが、
韓国の歴史上の英雄”というのは、なぜか日本に関係した人物ばかりである。
もっと簡単にいえば、韓国では“日本人を殺した人間”が英雄である。

名を挙げてみたところで日本人には馴染みの薄い人物ばかりなのだが、「安重根」しかり、「李舜臣」しかり、「金九」しかり、「尹奉吉」しかり、とにかく韓国の英雄は軒並み人殺しばかりである。

※金九:暗殺とテロ活動をした抗日運動家。戦後は逆に自分が暗殺された。
※尹奉吉:日本の将校を殺した爆弾テロリスト。

しかもこれらの韓国の英雄は、比較的近代になってから「日本に害を成した人物を」英雄だったということにしたものであり、当時は朝鮮人にもそれほど知られていなかった人物である。


だが現代の韓国人に聞けば“世界最高の英雄”として李舜臣と安重根を必ず挙げる。これを簡単にみてみよう。


●李舜臣(イ・スンシン)
この李舜臣という人物、韓国では「秀吉軍を撃破した水軍の将軍」ということになっていて、英雄とされている。

彼らは、「世界征服の野望を持つ日本の秀吉軍を撃破して世界を守った!」とか
「李舜臣将軍は世界四大提督に数えられ、世界中が尊敬している!」とか
世界中の海軍では李舜臣の戦法を手本に学んでいる!」などという
“韓国人が気持ちが良くなるような都合のいい作り話”で賛辞を惜しまない。

だが、実際のところ李舜臣を含む朝鮮水軍(李舜臣は総司令ではなく、複数あった水軍の中の一司令官だった)は、秀吉軍を撃破するどころか海上で食い止めることができずに半島への上陸を許している。

なにしろ秀吉軍は当時の最新兵器『鉄砲』を世界一多く保有していた上に数百種類の狼煙や花火を使った通信・情報戦にも長けていた歴戦の近代軍隊だったのである。対する朝鮮は明の冊封国だから鉄砲も持っていないし、しかも全く訓練されていなかった。
ゆえに秀吉軍が朝鮮水軍などに撃破されるはずがないのである。

ちなみに秀吉軍の第一次出兵では、1ヶ月でソウルを制圧、2ヶ月で平壌を陥落させ、朝鮮王子を捕虜としている。

韓国では「李舜臣軍が秀吉軍を撃破した」というフィクションが史実のように語られているが、朝鮮出兵に参加した日本の武将は、結局誰一人死んでいない。

唯一戦死したといえそうな大名は「中川秀政」だが、「鷹狩りをしている最中に刺客に暗殺された」だけなので厳密には“戦死”と言えるかどうか怪しいものである。


余談だが、秀吉軍が上陸した時、朝鮮の民衆は地獄のような圧政に苦しんでいたため、戦乱に便乗して迷わず役所に火をつけ、戸籍を燃やした。
その結果、朝鮮半島から白丁(奴婢、賤民、奴隷階級)が激減し、「自分は両班(貴族、良家、良民階級)の生まれだ!」と自称する者が激増した。


さて、実際の李舜臣は何をしたのかといえば、秀吉軍の「補給船団」を襲って「補給路を断った」だけである。秀吉軍は補給が断たれたので一度引き返したが、もちろん撃破されたわけではない。

また、彼の戦い方は、主に「停泊中の艦に火をつけるゲリラ攻撃」や「日本と嘘の休戦協定を結んで、油断させて背後から襲う」という、海賊まがいの卑怯な戦法である。

まあ確かに、「明らかに格上の秀吉軍と正面から戦わなかった」ということは臆病である反面、相手の強さを理解する賢さを持つ優秀な将ではあったのだろう。

だが、ゲリラ戦法や嘘の休戦協定などという国際法違反を戦術としていた人物に“世界の海軍が戦法を学ぶ”などというデマは美化しすぎて片腹痛いし、そもそも李舜臣など海外ではほとんど名前すら知られていないのである。


ちなみに朝鮮人の言う「世界大提督」なるものは朝鮮限定の呼び名だが、世界三大提督というのは世界的にも通用する言葉だ。

まず、『ホレーショ・ネルソン』。
トラファルガー海戦でフランス・スペイン連合艦隊を破り、ナポレオンから
イギリスを守った海軍提督。

『ジョン・ポール・ジョーンズ』。
アメリカ独立戦争中の指導者としてアメリカ国内で有名だが、世界的にはあまり有名ではない。現在はアメリカ海軍の駆逐艦の名前にもなっている。

そして世界にその名を知られる“アドミラル・トーゴー”こと日本の『東郷平八郎』、これが世界三大提督である。


では朝鮮人が“なぜ”李舜臣を世界四大提督と言うようになったのかといえばある時、東郷平八郎が、日本人らしい“謙遜”か“リップサービス”で、「私など李舜臣提督には遠く及ばない」と誉めたことがあったからなのである。

そのおかげで李舜臣は“かの世界のトーゴーに賞賛された将軍…?”ということで少し有名になることができたのだ。嘘の休戦協定を結び、ゲリラ戦法を駆使し、“補給船を背後から攻撃して英雄になれる”のは世界でも韓国だけである。



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続き ⇒ 韓国の歴史的英雄・安重根