スウェーデン人と仲良くなりたかったら・・・「フィカ」?? | ヤンニ・オルソン

ヤンニ・オルソン

スウェーデン出身のトリリンガルタレント、レポーター、アウトドアコラムニストのヤンニ・オルソン!

昨日はMaxwell PowersのTOKYO FM WORLDに出て、
スウェーデンについて話してたけど、
色々盛り上がってた!笑


いろんなことについて喋ってたけど、
その中の一番スウェーデンぽいことが、
「フィカ」!

単語に訳したら、イギリスのティータイムみたいなものになるけど、
フィカはただそれだけじゃないの!
文化的にもっと深い意味があるよー笑

ちょっと説明しにくいけど、
人と仲良くなるための時間と考えてもいいかも。
「フィカ」とは、シナモンロールなどの甘いものを食べながら、コーヒーやお茶を飲んで、しゃべりをすること。
大事なのがコミュニケーション!


ただ食べて、飲むだけじゃなくて、
誰かと会いたい!仲良くなりたい!って思ったら
「フィカ」をする!

誰かともっと仲良くなりたいと思ったら、
ご飯じゃなくて、
フィカに誘ったほうがいいよー
「ご飯いかない?」
と聞いたら、断れる可能性が高い!笑
スウェーデン人にとって、ご飯に行くのがちょっと重い感じになっちゃうからね。
ご飯なら、その人が絶対自分に興味を持っていると思っちゃうし、
そして途中で逃げるのが難しいよね。
フィカなら、
途中でちょっと嫌だなーって感じたら、
「ごめん、今日はちょっと忙しい」と言って
コーヒーをバーって飲んで、
逃げられる!
そして、フィカは友達同士でも、好きな人でも、誰でもやるので、
あまり真面目な感じにならない笑

話戻して、
フィカは毎日するぐらい普通だから、
仕事や学校の前後だけじゃなくて、
仕事中でも、「フィカブレーク」をしたり、「フィカミーチング」もするよ!笑
大事なミーチングをしながら、コーヒー飲んだり、シナモンロールを食べたりする!


時間があまりなかったら、スーパーやパン屋さんで、
何か買ってもいいけど、
家で自分で作る方が普通かも!
スウェーデンでは皆が大きいオーブンを持っているからね~


初めて日本で住むことになった時、
オーブンがなくてびっくりした!
そのアパートはもしかしてあまりいいところじゃないかなーって思ってたけど、
後に、日本の家ではオーブンが大体ないとわかってきた。
ショック!
ないなんて・・・
じゃ、どうやってシナモンローる作るの?!
スウェーデン人にとってありえないこと・・・

スウェーデンでは、オーブンが、
ベーキングをするためだけじゃなくて、
料理をするためにも必要なもの!
特に、学生や若者、
料理があまりうまくない人はよくオーブンを使ってるよー
オーブンで作っている料理が安いから、
学生にぴったり笑


あっ、話が飛んだね!笑

一応、スウェーデン人にとって「フィカ」という言葉がすごく大事!
不思議だけど、この単語に、皆が誇りを持ってる笑
スウェーデンの特別な文化を表しているからねー

ところで、日本ではよくデパ地下や洋菓子屋さんで、
素敵なケーキなどを買ったりするけど、
スウェーデンではお家でお菓子を作る人が多いし、
家で作ってないときでも、
もっとシンプルで、家庭的なお菓子が好き!笑

シナモンロールとか、アップルパイーとか、グーイーチョコケーキとか!
日本のケーキほど綺麗じゃないけど、
食べたら、すごく落ち着いて満足してるような感じになるねー