ドライブマンの素振り練習
休日の楊胡さんはちょっとアンニュイ。
昼食後のちょっと眠くも、また気怠くもある昼下がり。
柔らかい光が差し込むリビングで、テーブルに座り肘を付いてボーっと考え事。
春の日差しの心地よさに、瞼がゆっくりと上下しています。
ここは「絵になるわー」と言っておきましょう。
異論は認めませんよ。
日本では、暖かくなると変なのが湧いてくると言われています。
じゃあ、こんなにも暖かい日はどこかで「変なの」が湧いてるかもしれません。
それにしても、「変なの」というのはあまりに漠然としていて、いったいどこからが「変なの」に入るのというのか。
例えば、今、僕の背後に近づく影も「変なの」に含まれるのかどうか。
「シュッ、シュッ、シュッ」
口で風切り音を発しながら、腕を振る母さん。
中学の頃は卓球部だったそうで、昔取った杵柄と言わんばかりにポッチャリ体型に似合わない俊敏さで素振りを披露している。
母さんはちょうどいいボールを見つけたような目で僕に近づく。
そして再度、素振りのフォームを構え、僕の頭に触れるか触れないかのギリギリを下から上に擦り上げる。
卓球で言うドライブだ。
僕の頭にはカナブンが着地した程度の衝撃が走り、側頭部の髪は上に向かって跳ね上がる。
せっかく僕が“絵になっている”最中だというのに。
え?僕ですか?
リアクションなんてしませんよ。
そんなことしたら母さんの思うつぼです。
気が済むまでやらせておきましょう。
どうせいつものパターンで終わるんですから。
(上の画像はアニメーション画像です。
携帯の方は再生されないようですので、コチラから入って、リンク先のアドレスをクリックしてください。)
ほらね?
ちなみにこの後
「アンタが無視するから悪いんでしょ!」
そうキレられました。
別に責めてもないのに(-_-;)
まぁ、ブログネタを提供してもらっているということでチャラにしています。
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