“僕”という男 | おもいでのヤンゴ

“僕”という男

つよきのヤンゴ

僕という男は変わり映えのしない男だ。
ほんとうにつまらないヤツ。
毎日ベーコンエッグ、コーヒー、トーストが朝食だ。
まったく。飽きないものなのか?

朝飯前1


僕という男は変わり映えのある男だ。
毎日シナモントースト、ピザトースト、プレーントーストから気分に任せて選び、
コーヒーに至っては、毎日違う種類のコーヒーを味わっている。

僕という男は違いのわかる男でもある。
コーヒーの腕は素人の中でもかなりの方だろう。
だから、気分に合わせて豆を選び、朝から豆を挽いては、ペーパードリップで淹れる。
なんて優雅な朝なのだろうか。


僕という男は時間の感覚に疎い男だ。
こだわりが強いもんだから目の前に集中しすぎて、気がついたら
「こりゃいかん。時間だ。」
などと、帳尻合わせに走ることもザラである。
「あーあ、コーヒーマシン買おうかなぁ」


朝飯前2

僕という男は慎重であり、また深い男だ。
トーストの位置が不自然なのにも理由があるのであろう。
おそらく、その位置には何か企業名でもプリントしてあるのだろうか。
権利関係にうるさい世の中にも全くもって適応している。

僕という男は危険な男だ。
中学生も、小学生だって目に触れるだろうブログに平然とフォークが映る画像を上げている。
それだけならまだしも、画像の端に包丁の切っ先を映しているではないか。
包丁がセラミック製だということからも、何か危ない香りを感じさせる。
(赤矢印参照)


僕という男は…



アンタ!何をごちゃごちゃと!


最後までこんなんにお付き合いいただいたあなた、
ほんとうに感謝します。