Jamlips 1998-

Jamlips 1998-

VocalのEmmyです。

10歳の頃よりかきためた言葉を記録。
詞、詩。日々の思いや想いをここに。

Another Side - - - http://ameblo.jp/trump-emmy/

TRUMPのボーカルとして歌っています。

歌以外にもコーラス、作詞家として活動中。



ここは幼い頃から書きためた言葉達の収納場所。

表向きに製作しているものではないのでこっそり見てくださいね。
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130129

ひずむ心の薄皮をはがして
剥き出しになる虚しさを
埋めるよりも砕いてみたら
不器用なあなたを裸にできる?

脱脂綿の仮面でおどって
何もかもひとまとめにして
悪意に満ちた高音の連鎖を
子宮に響くペダルで断ち切って

疑いもなく真実は共通の幻
空洞の中へ 空洞の中へ
無力な朝焼けの中で縄跳びするの
遥か遠く皺だらけのシエスタ

イエスと頷けばついてくる
鎧は脱ぐために纏ってるのよ
ひだまりを与えられた裸足が
開かない扉の前で佇むことを

110311


あなたの生まれたばかりの力で

ばらばらに噛み砕かれるならそれでもいい


あなたの鎖骨とのどぼとけを繋ぐのがあたしの役目だから

もっと叫んでいいんだよ、枯れるまで。


枯れたっていいんだよ、滲み出した生温い声は

他の誰にも届きやしないんだから。


終わらない無限ループがスパイラル

きっと心はいつだって上の空、偽者。群青色。


右脳に頼り切った頭じゃ何も浮かばないの

ただアルコールで体の隙間という隙間を埋めたい

あなたの隙間という隙間を埋めたい


あたしで。小さな球体。卵。




羽をうまぁくまるめてかためてみた

それを耳にぶら下げたら飛べるような気がしてた


爛れ落ちてしまうほどの輝きはもう今はない

でもその夜を煮詰めて搾り出した群青色


泣きたいのに視界を塞いでしまうの

どうせあなたにだって届きやしない。


終わったってあなたの匂いがスパイラル

どうしたって忘れられない奇跡の傷跡


お願いだから、

もっと刻んで。もっと傷つけて。


心はいつだって自由なの

右脳はいつだって宙ぶらりん


頑なに拒み続けてよ

どうせ意味なんて無いんだから。



でもだって、どうしたって、

小さな球体を構成するもっともっと小さな粒の

そのどれもがしっかりと発してる。


群青色。


届けようなんてこれっぽっちも思ってない。

あなたはどこにもいないんだから。


夢の中ですらただの傷跡。

引き裂く強さでもって傷つけて帰って消えて。



絶望の合図 



だから、

そう憂いてばかりいないで

あなたは私の偽者

心の表面張力に肖ったツワモノ


何かにつけて涙降らせるから

あなただけは絶望の瞬間

その合図に気づいて


リセットするために失うなら

大人になるために失うなら

呼吸を失うためには何がいるの


鏡の世界は意外にも堅実で

オプティミストの憂鬱なんて高が知れていて

こじつけた真実に無理矢理色をつける


だから、

そう憂いてばかりいないで

映す先は足元の下の下

心のコアに則ってピュシスを屠る


嘘しかつけない私の救世主なんでしょあなたは

ごめんなさいと何度繰り返してもあなたは

無条件に私の全部を創るあなたは


本当は愛していないと目の前で

真っ白な平手打ちに遮られた涙で

もっと降らせて 絶望の合図



080207

ヘブン  



計算だかい出来ごころでうかべた薄笑いたちを


大胆な臆病ものが犯し続けていたなら


カトリーヌは死ななかっただろう


彼女はずっと待っていたのさ


なまえの無いうつくしくてぶあつい絵本の表紙を


細い冷たい手がやぶり捨ててしまわなければ


エリザベスは天文学の果実を宿した


彼女は待っていたかったんだ


もううしなうものを失くしてしまった器の裏がわを


ただひとつの12本弦が涙で濡らしたなら


メアリはその翼をもがれなかった


彼女はいつまで待っていたの?


ただひたすらに信じていたのは ヘブン


おそらく確実に増えていく最果てのことば


永遠を信じない運命の羅列が ヘブン


ひらり かわした宇宙
もう誰もここからいなくならないで



080104

ジュビリー  


アルカリ性のわたしのために。


ねぇジュビリー

裏腹の一滴 気持ちが遠いんだ

寂しさ血みどろ いくら突っ込まれても

埋めてしまった隙間 あなたには近づけない


快楽には孤独が
孤独には快楽が
笑えるほど染み込んでるでしょ


泣けないあなたの弱さ
涙を泳ぐわたしの弱さ
笑えるほど神様の権化


ほらジュビリー

知ったかぶった愛情 ちゃんとわかってる

八方美人なロック 美辞麗句でもって

冷たくなることしか知らない指 舐めて


押し寄せる津波の中に
ただひたすら離れたがる魂
真っ白い世界はどこ?

磨かれない女のからだ

行き場が無いのはタール
唯一の性感帯はここ


もっとわかりやすくジュビリー

理屈にしか生きれないジュビリー

中途半端から生まれたジュビリー

どうしても輝けない塊体がジュビリー


ぜーんぶフェイク


もっと強かったなら。

行き着く先にあなたがいてくれたら。

何度も言ったじゃん。

残さず全部食べてくれなきゃやだって。


もっと優しかったなら。

もがきながらもあなたを傷つけないのに。


ジュビリー。
よろこびのうた。


アルカリ性のあなたのために。



071225

リセットファルセット  


あなたに胡椒をかけたなら
その声にはもう二度と届かない
燻ってばかりいる夜グルメなわたし
焦ってばかりいる今非タフなわたし


もっと歌って もっともっともっと

後悔を食べるのはわたしの役目

あなたに砂糖を塗したなら
その頬にはもう決して触れられない

訝しげなわたしに穴をあけて
嬉しげなわたしをべたべた触って
もっと笑って もっともっともっと

満足を吐き出すのはあなたの役目


このバランスを守り抜くため



リセット


世界が反転 あの日駆け上がったもみの木
世界は逆転 あの日打ち付けられた空の懐
思い出したらすぐにわかる空と羽の秘密
忘れられたならすぐに見つかるファルセット


まっしろじゃなかった自分がモノクロを剥ぐとき 痛い
まっくろだったこの夜の空がパレットを脱ぐとき もっと
まっかになってしまったこの瞳が血を飲むとき 嫌だ
まっっさおな涙をあなたがその唇で舐めるとき もっと


うたって わらって なきながら はえたツバサ
このふかふかは とげとげで ぐちゃぐちゃ
これがほんとうの弱い 飛べない 汚い わたし
そのふわふわは びしょびしょで ぐしょぐしょ


そう うたって わらって だけどなきながら

また

腐りかけた肩甲骨からがりがり懐かしい音を立てて
役に立たない"それ"はスパイラルでちゅうぶらりん

生ぬるい体が産み落とした最後のトカゲを連れて行く

から


そのため

リセット



「一緒に飛べるかな…?」




071221

言い訳サウナ  


おいしい言い訳をしようか
翼の痕が消えた理由
  
サウナの空気が溢れ出した理由

もくもく

もくもくもくもく

まざる白息 すりガラスの粉と一緒


優しい言い訳をしようか
その細い体が生まれた理由

サウナの涙が止まらない理由

どくどく

どくどくどくどく

合わさるため息 乾ききった雪と一緒


それは、まるで果実だった
それは、まるで嵐だった
それは、まるで天国だったんだ

希望の絶たれた色で塗ったくられた窓辺
情熱の香りがまぜこぜになって漂う場所
   
白いため息とおんなじ、真っ白い空

すぐに届きそうで腕を伸ばした

それは、まるで最後の切り札
それは、まるで色のない果実の嵐
それは、まるで君を失った天国

サウナ、
それは絶望の窓辺


君が生まれきった後、翼を奪われた、誰か、の話

伸ばした腕はもう何も掴めない



なぜって

言い訳サウナ



071216

タール14 



まるで防御のないセックスのようだ
それは突然繰り返しむせ返る甘さでもって
  
たったそれだけの重さ
重なる前にいなくなる手軽さ

その吐き出す息を   
酸がたち込める生ぬるい空気を  
この肺いっぱいに満たされたなら小さな器は幸せになる
絡まればすぐに用無しでしょ、意味、ないでしょ
  
だから裏切ることの重さ
重なる前にいなくなる手軽さ
   
同じ言葉と同じ空気と同じ世界で同じ行為を
五感が焦げてなくなってしまうくらいに
やり遂げて見せてよ

忙しない身体をずっとずっと
解放されない身体をずっとずっと
続ければいいじゃない

午後八時に飲み込むもの
十秒後に吐き出すもの
それをずっと続ければいいじゃない
   
いつか五感だけであなたを捕らえる
その全てがタール14
中途半端な産物
手軽には逃げられない約束

いつかのチェルシーみたいに
また呟くおそらく低く暗く長く重くこの唇が
その綺麗な指を咥え込むようにして
そうしたらもう音は鳴らない
   
音も無くタール14
重ならないタール14
満たされないタール14
だからずっとそうして続けてればいいじゃない
   
いつかあなたがこの器だけを必要とする日まで


071214

真昼の月  


からだが、じゃまだ。



耳が腐れ落ちるほど

もう何度繰り返しただろう

消えてなくなってしまいたいと
   
  
つきが、なんでだか午後の空に残ってて
  
行き場所がないみたいにそこにぽつんって 居て

それは自分のようであなたのようで

透明になりきれない

まだこんなんなってまで、まだ、照らされたいと願ってる


なんてわがままなんだろう


それでいて、なに?

ただただ、見上げては足元に視線を戻す


そうだ多分、この、体がおんなだから。


やっぱり、からだが邪魔をする


  
もしも
  
この目が針金のように細く

この声が100歳のおばあさまのような貫禄をもち
  
まな板のような胸で
  
金属バットみたいな腕で
  
羽のない背中だったら
   
  
オレリアンのような背丈で見下ろし

紫の疲れ果てた蝶のような唇で
  
嵐のように攻め立てたなら


きっと、あなたの瞳にうつらない。

うつさないで。


それをもっと、ダイレクトにわからせてくれればいいのに。


全部、もう、いらないのに。
   
こい、とか、あい、とか、すき、とか、やきもち、とか、


このからだが、おんなじゃなければ



もっとあなたのことがわかるのに

もっとあなたの近くにいけるのに

もっとあなたを遠ざけることができるのに


おんなじゃなければよかったよ

真昼の月は透きとおれない


うそばっかり、

それでいて


なに。


からだがいつもいつも、いつも邪魔をする


飽きるほど繰り返すんだろう この先も

消えてなくなってしまいたいと


071210

ただいまの場所



緑の中に君の声を

風の中に君の音を


それが確かなものになってくときに

僕はとてつもない小さな嵐の中にいた


確かに近付いてくる君の声が

夜の渦巻く音をふりきるスピードで


幸せで苦しくて

僕はとてつもない小さな小さな嵐の中にいた


霞んで見えない視界の中で

ガラクタの山から君は現れた


小さな光に照らされて寒い夜 

愛しい姿と共に


これだけはほんとなんだよ

ちっぽけな世界でも


あたしの地球はあなたでまわってる  


これだけはほんとなんだよ

なんも見えなくなりそうでも


こんなちっぽけな胸の中に

あなただけが光りながらいる


壊れそうなくらい 

ここに


だからいつでもかえっておいで


いつでも僕が

君のただいまの場所


061018